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2012年10月27日(土) 21:02
ベニヤ板が焼けない出力L設定でも、角度を選べば光ファイバー末端の放出光を捉えられると判明。
片側ユニット34本のファイバーから、34個の輝きが確認できる。すなわち、すべてのファイバーが生きている。
しかし、これは朗報ではない。
なぜなら、旧レーザー銃が壊れた際に、光ファイバーの束は途中の数箇所でオレンジ色の炎を上げたからだ。燃焼音さえ確認できた。
謎なことに視認する限りでは、被覆や樹脂パイプが燃えた部分は皆無。
ダメージ箇所は明らかに存在するはずなのに、視認では不明。すなわち、もっとしっかりした面倒な方法を使わねばならないということだ。
放出光はそれほど明るさの差はないが、こういうのは2割や3割出力が落ちていても一見すると分からないものだ。それをいいことにポンプコンバイナーを取り付けてしまい、後から出力がどうも低めだと分かっても後の祭り。融着後にやり直すのは、何倍も手間が掛かる。
要するに、端を綺麗に切断したうえで条件を揃え、パワーメーターで光出力を測定せねばならない。
68本全部で行なうのは大変な手間だが、電源も厄介。68本直列駆動で、常に68個すべてが発光する。それなのに測定は1個ずつしか出来ないという電力の無駄使い。
最低出力でドライブとはいえ、ラジコンバッテリーを何回充電する羽目になるのやら。
赤外線規制前ビデオカメラで、ナイトショットで観察。
桁違いの感度で、光ファイバー途中の漏洩具合も分かる。マスキングテープで固定した部分だけ、特に明るい。シングルクラッドファイバーだから理屈上はおかしいが、励起LD光は仕様の範囲外にも僅かに拡散している。そういうロス部分は正常状態でも光ファイバーから漏洩するから、テープ部分からの漏洩量が増えることもありえる。
ただ、ナイトショットで見ても破損部と思しき明白に明るい漏洩部分は見当たらない。
樹脂パイプ部分は概して明るめであり、幾つかの内部が焦げている可能性はある。だが、パワーメーターで測定することなく確認するのは、やはり無理っぽい。
解像度は低いが、ナイトショットの超感度は相変わらず凄い。
励起LD本体からの漏洩光も分かるし、励起LDに隣接している直径1ミリぐらいの厚い保護被覆を透過するファイバー漏洩光も分かる。
これぐらい輝いても、被覆が焦げることはない。
ただ、筐体コーナー部分の曲率は明らかにキツ過ぎる。自前の実装時は、この部分もほどいて曲率半径を大きくすべきだ。
以上、絵的にはいいが本題には役立たない。
とにかく条件揃えたうえでパワーメーターだ。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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