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2012年10月30日(火) 21:20

最悪ではないかも

 繊細な光ファイバーを1本だけ追跡して解くのは、かなり面倒。立体交差で下をくぐっていると、折り曲げないよう引き出すのは一苦労。

 1本1本こんな作業やってると、永久に終わりそうな気がしない。

 ジャケットストリッパーを使い、続いてカッターを使う。その流れで、光ファイバーを付け直さねばならないのが大きな負担になっているのに気付く。

 ファイバーホルダーにセットし、被覆除去作業する。
 終わったらファイバーホルダーから外し、改めてカッターのミゾにセットする。これが超面倒。
 ファイバーホルダーのままカッターにセットできると非常に楽なのだが、FITEL純正カッターでさえ対応していない。

 髪の毛みたいなファイバーを乗せかえる作業は、うっかり引っ張ってしまう危険が大き過ぎる。

 今回は、樹脂パイプで6本束ねられている部分の少し先で切断した。樹脂パイプの内部が固定されており、1本1本の見分けが付かない。そのため、樹脂パイプより励起LDに近い部分で切ると、どれが追跡中の1本なのか分からない。

 樹脂パイプ内が焦げていてロスという可能性は結構ありそうに思えるが、まずは樹脂パイプ通過直後の位置だ。これでも1メートル近くの光ファイバーを除去したはず。
 計測すると、光出力103ミリワット。最初の1本よりはまだ明確に出力が小さいが、末端の倍以上出ている。どうやら光ファイバーの劣化が大きな原因になっているようだ。

 ここから更に励起LDに近い部分までは追跡できない。
 思い切って6本まとめて樹脂パイプ前で切断し、この際6本とも光出力を計測してみてはどうか?
 結果次第で次の段階を考える。被覆除去や切断といった基本的な作業は、数こなして慣れる必要もある。

written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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