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2014年2月26日(水) 21:58

面倒くさい

 励起LD光を通す光ファイバーは、クラッドに光を通さない。だから、クラッドの外側に何を接触させるかに神経質にならなくて済む。
 そこで、とにかく励起LD光の光ファイバーだけ融着させる。

 励起LDは光出力5ワットで、これが68個搭載されている。これをレーザー媒質ファイバーに導入するため、統合せねばならない。多数の光入力を1つに統合するのが、ビームコンバイナーである。
 理屈の上では作業に問題は無いのだから、放熱問題とは無関係に製作を進めることも出来た。実際には、この作業を行なわなかったのは放熱問題ではなく、要するに面倒臭かったのだ(汗)

 融着作業においては、作業スペースや光ファイバーの引き回しが大きな問題となる。破損はもちろん汚損も禁物。曲げ過ぎないよう注意せねばならず、それも何十本と束になっていると容易ではない。想像するだけで、滅入る。

 励起LDは筐体2つに34個ずつ実装されている。
 筐体1つあたり2個のビームコンバイナーを使い、17個ずつの入力を1本に統合する。2本ずつ合計4本に統合された励起LD出力を、共振器に引っ張り込む。共振器は、ぐるぐる巻きになったYbドープ光ファイバー(未購入)である。

 光ファイバーの具体的な引き回しや、ビームコンバイナーの具体的な設置を煮詰めておかねばならない。光ファイバーは急に曲げられないため、向きが悪いと引き回し不能に陥ってしまう。更に、融着作業が難しいのも厄介。何度も練習したが、綺麗に融着するのは結構な熟練を要する。作業を容易にする高性能な融着接続機は、新車が買えるほどの値段であり手が出ない。

 レーザー絡みは、何から何まで馬鹿高い。門外漢が想像する値段を100倍すれば、ほぼ正しいと考えて欲しい。低屈折率の充填剤が見つからないと書いたが、実はそれも値段次第。パソコン関連なら数千円で手に入る機能に、数十万円払う気があるならすぐに入手可能だ。

written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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