2015年8月3日(月) 22:48
雑誌を積み上げる安普請に比べると、作業台は小物を放り込んでおけるのも便利である。これらは融着作業に必要なものばかり。
左下が、被覆の除去を行う、ジャケットストリッパー。工具形式の安価なものもあるが、自分のようなスキルの低いシロウトには難易度が高過ぎるので加熱方式である。被覆の除去に手間取ると、光ファイバーがどんどん短くなりかねない。
左上が、光ファイバーの切断を行うクリッパー。ダイヤモンド歯をスライドさせて石英ファイバーに傷を付け、最後に折り曲げて割る。極めて微妙な力加減が必要なので、専用工具になっている。プラスチックファイバーにカッターで切れ込みを入れるみたいに簡単ではない。
中央は、例の強化スリーブ。結局軽量だったステンレスのやつを使うことにする。
右の2つは、光ファイバーの清掃用。
融着の手順は多く、煩雑。それでも、クリーンルームまで要求されないだけマシか。
でもって、この段階で既に問題発覚。まず、光ファイバーのホルダーが行方不明。
更に、ジャケットストリッパーは12V電源が必要。パソコンのATX電源に接続可能なように改造してあるが、そもそも単独動作可能化したATX電源など久しく使っていない。下手すると、引っ越しのドサクサで捨てたかもしれない。
強化スリーブは熱収縮方式なので、融着接続機の加熱装置をテストする。これまで動作させてみたことがない。
普通の熱収縮チューブを4センチほど切り取って放り込む。
フタを閉じてHEATボタンを押すと、赤LEDが点灯した。一定時間が経過するとOFFになるかと思ったが、どうやらずっと加熱しっ放しのようだ。もう一度HEATボタンを押すと、赤LEDが消えた。
肝心の加熱だが、最初は何も起らずHEATボタンは関係ないのか?と疑った。だが実際は、温度上昇に時間を要しただけのようだ。暫くすると、チューブはしっかり収縮した。
これで目出度し目出度しと思ったら、手抜きの報いが。そう、取り出せなくなった。
本番では光ファイバーが伸びているので、簡単に取り出せる。しかし、単独チューブでは取り出せない。エアブローで飛ばそうとしたら事態が悪化。この加熱部分は側面に隙間があり、そっちに落ち込んで更にどうしようもなくなった!
融着接続機を、さかさまにして振るのか?(焦)
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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