2015年10月13日(火) 22:37
照準用LDの電源をON/OFFする機械スイッチの配線を行う。
やはり、電源スイッチは機械式に限る。たとえスイッチの先が半導体スイッチに接続されていたとしても、機械的動作を伴わない電源スイッチは信用できない。最近流行のソフトスイッチは、なぜか電源が入らなくなったという場合に修理しようがない。
その点で、ハイパワーなレーザー発振器はキースイッチを設けてあるものだから、安心感はある。
このスイッチは、DC-DC コンバーターの入力を物理的に接続する。真の機械式電源スイッチだ。そしてそのような電源スイッチには、ターンオフサージを逃がすダイオードも必須装備。
左側の小さな穴が、スイッチの取り付け用。右側の大きな穴は、レーザーを手元に引っ張って来るデリバリーファイバーの取り付け用だ。
照準用LDが右上なのに、電源スイッチは左下。そして、電源筐体へと続く抜け穴は右下。
という訳で、配線がかなり引き回される。とはいえ電圧高めで電流小さめだから、それほど問題ではない。
どんどん過密になるこの筐体だが、このあとデリバリーファイバーとOCを融着しそこに出力モニターPDを取り付ける。更に、パッシブファイバーとPC出力ファイバーそれぞれ2本ずつを融着しそれらは放熱対策をしっかり行わねばならない。
ただ、まとめてこっちの筐体がパーツを引き受けた結果、共振器筐体は製造し易くなった。
2つのアクティブファイバーに向きも違いも皆無となったため、最後の融着で相手を取り違える可能性が減少した。更に、アクティブファイバーのヒートシンクの配置も、制約が減って楽になった。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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