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2015年11月26日(木) 21:56
通常ファイバーの切れ端を利用し、一発でマニュアルモードに突入完了。
ここから、右側のファイバーを断面8角形のアクティブファイバーに交換する。繰り出し量など微妙なものがあり難航も覚悟していたが、何とかなった。
だが想定外だったのが、フィールドボタンで再フォーカスを機能させてもエラーが発生しないこと。わざとフォーカスを大きく狂わせてからフィールド切り替えするなどあれこれ試したが、嘘のように全くエラーが出ない。
おかげで、ゴミ焼却放電が出来ない。
液晶モニター表示のレベルでは視認できるようなゴミは無いため、そのまま間合いをギリギリまで詰めて融着放電を実行。
すると、通常ファイバーで間合いをギリギリまで詰めた時と同様に、押し付けられ過ぎてシワが寄ったような仕上がりになった。
明らかに、間合いが狭過ぎたようだ。
だが、替え玉受験せずに融着に辿り着いた過去2回の例では、通常ファイバーの適正間合いより詰めていてもコアが分離したままだった。その時の感触からして、間合いを物理的限界まで狭くしても果たしてコアがくっついてくれるか不安なほどだった。
今回すんなりコア同士が合体し、しかも間合いが狭過ぎっぽいのは、どういうことだ?
もしかすると、調芯前の光ファイバー検査時に、物理的スペックを測定してそれに基づいて融着放電の強さ等を変えているのではないか?
だから、調芯前の光ファイバー検査はスキップできないのではないか?
最初から8角形ファイバーをセットして光ファイバー検査を何とかパスしても、融着接続機は物理スペックを誤認識しており、融着放電が適切に行われない。
替え玉受験で検査を通すことで、融着放電は通常ファイバーの場合と同様に行われ、融着が成功したのでは?
替え玉受験と適正間合いの組み合わせで、もう一度試してみるべきだ。
先に進むと、やり直し回数にシビアな制限が発生する。今のうちに、試すべきことは試しておかねばならない。別に10回ぐらいやり直しても、AFの長さが足りなくなることはないはずだ。
とにかく今回の試みにより、コア同士を融着させられないのではないかという危惧は、ほぼ無くなった。適正な作業を行なえば、8角形ファイバーの融着は成功する可能性が高い。プランBや最後の手段の出番は無いだろう。これは、大収穫である。ラスボスを倒せる見込みが付いたのだ。
あと、メインではないが重要な問題として、ゴミ焼却放電を行う方法を見つけねばならない。
さて、赤色LDをいちおう発光させ、融着部分を観察。漏洩光は存在するが、それほど多くはない。また、AFの反対端からは、しっかり赤色光が放出されている。
このまま作業を続けても恐らく共振器としては機能するだろうが、強行しない方がベターだろう。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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