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2016年1月6日(水) 21:43

再試験

 放熱用アルミブロックに接着。赤色LDを発光させ、レーザー銃先端から光が出て来ることを確認する。

 電源筐体を接続し、励起LDに通電する。

 やはり、レーザー銃の前に置いた紙テープに変化はない。レーザー発振していないようだ。危惧した通り、不良箇所は他にもある。この際しっかり炙り出そうと覚悟を決め、現状での最大電流5Aまで上げる。異音や異臭は無いが、レーザー発振も無い。

 いったん電源を切りアルミブロックを触ると、想像よりも加熱している。それなりにロスはあるようだ。また、放熱対策をしっかり行ったのも、間違っていなかったようだ。
 再び通電させる。5Aまで上げても、状況は同じである。異音無し。異臭無し。レーザー発振無し。だが、アルミブロックは余り熱くない。

 赤色LDを発光させると、レーザー銃先端から光が出て来ない。

 筐体を脇にズラせて立て、共振器筐体全体が確認できるようにする。

 部屋を真っ暗にして赤色LDを光らせる。
 どうやら、写真右上隅までは赤色光が届いているようだ。しかし、Aパーツの直線部分に光ファイバーが引き込まれた後は、全く発光していないようだ。

 問題は、そこまで届く赤色LD光が相当に弱くなっているため、本当に発光していないのかそれとも暗過ぎて漏洩光を視認できないのか、分からないことだ。
 だが、全融着点の中で最大難所であるアクティブファイバーとパッシブファイバーの接続部分に欠陥がある可能性は最も高い。そして、修理が最も面倒な部分でもある。

 やはり、このトラブルは悪性なのか?
 以前低出力で破壊された部分を修理したら、更に高い出力でAFとPFの融着部分が破損した。最初からAFとPFの融着は不良で、レーザー発振しなかった。そんなシナリオが頭に浮かぶ。だが、AFとPFの融着部分には励起LD光が供給されているため、不良なら5A通電で導火線のように光ファイバーが燃えるはずだ。

 しかし、外部から観察する限り光ファイバーはすべて健在。どこも燃えていない。

written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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