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2020年5月16日(土) 21:21

ノーマルモードノイズ

 市販ノイズフィルターは、メガヘルツ領域の高周波に効果があるとされている。しかし、今回のノイズはキロヘルツ領域の低周波である。そこで次は、DCコンバーター入力にトロイダルコイルを挿入してみる。

 コモンモード用ではない。昇圧チョッパー用に確保しておいたものだ。+側に取り付ける。

 残念ながら、効果は認められない。最終的な5V出力に派手なノイズが乗り、マイコンが暴走してしまう。

 主電源のDCコンバーターも、出力電圧に同様のノイズが乗っている。

 無負荷状態だと、ノイズは乗らない。

 スイッチング電源が原因の可能性も否定できないが、主電源のDCコンバーターが異音を発している気がする。もしかすると、外付けコンデンサーの容量不足かもしれない。
 仕様上は、入力側220μF×2を取り付けるように指定されている。問題は、電解コンデンサーが前提になっていること。積層セラミックコンデンサーを440μF以上取り付けてあるが、必ずしも電解コンデンサーの上位互換ではないのかもしれない。DCコンバーターによっては、必ず電解コンデンサーを使えとデーターシートに明記されているものもある。

 他にもノイズフィルターとしてコモンモードのコイルを挿入してみるとか、制御系用のDCコンバーターを交換してみるとか、まだまだ試せることは多い。

written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(1)] [TB(0)]

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Comments

『タイトルなし』

セラミックコンデンサは種類にもよりますが、DCバイアス特性が顕著で、電圧をかけると容量が極端に減るものがあります。
https://article.murata.com/ja-jp/article/voltage-characteristics-of-electrostatic-capacitance
使用されてる種類が特性の良くないものでしたら、容量不足という可能性はありえると思います。そもそも、出力平滑コンデンサはDC-DCコンバータの内部の制御とも直接関わっているため、指定品以外のコンデンサだと制御が不安定になる可能性があります。発振・異常電圧が生じ、ノイズとなっているかもしれません。

対症療法ですが、フェライトビーズをマイコン電源の直前に入れることで解決したことがあります。検討してみてはいかがでしょうか。
http://akizukidenshi.com/catalog/c/cnoise4/

written by 774

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