Darkside(https対応しました)

名前

URL

タイトル

コメント

2020年6月17日(水) 21:03

出力調整

 DCコンバーターのリモート端子ドライブ基板を、本採用とし接着する。
 本来ならHかLを出力するだけの簡単なお仕事なのだが、絶縁したければ非常に大袈裟になる。

 厚さ0.5ミリのポリカーボネイト板を、オートウエルドで基板と接着。
 その後普通のエポキシで、床板と接着。

 これで新電源の残りは、光出力モニター基板だけとなった。当面は、それ無しでも動作試験は可能。2系統の出力バランスを補正してみる。出力電圧を決めるDA出力値に、決め打ちの補正定数を与えるだけ。
 予想通り、良い感じにバランスした。

 続いて、各系統のローサイドとハイサイドの分配を決める。
 2直列出力になっているが、それはつまり所定の電圧を発生させたい場合に、2つのDCコンバーターそれぞれの出力電圧の組み合わせがいろいろ考えられるということ。
 どのように組み合わせるべきか?

 たぶん2つの考え方に大きく分かれるだろう。
 1つは、2つの出力をほぼ同じにキープすること。もう1つは、1つの出力だけ増大させて行き、最大電圧に達してからもう1つの出力を増大させる方式。
 試したところ、後者では出力が大きくなったときに不安定領域が存在した。異音が鋸っぽい耳障りなものに変化し、電流値が乱れる。前者だと特にそのような現象は発生せず、スムーズに出力を増大できる。こういうのは、実験してみないと分からない。旧電源では、この現象にハマって致命傷を負ったので、今回はダミーダイオードにこだわっているのだ。

 各系統には0.2Ωの安定化抵抗が入っているので、その両端電位差を測定することで電流を調べる。各系統5A・合計出力10A付近でのオシロ測定結果。かなり変動が大きい。これを見ると、ホールセンサーを使った電流計測基板のノイズが多いのは、元から変動が激しかったからかもしれない。

 時間分解能を上げると、電流変動周期は3μ秒前後である。明らかに、DCコンバーターのスイッチング周波数330KHz絡みだろう。負荷と並列に大容量コンデンサーを接続し、リップルを減らすべきだ。
 DCコンバーターを不安定化させることなく、どの程度の容量を追加可能なのか?
 要・実験である。

 最終的に容量が決定した場合、それをレーザー銃に内蔵させることになる。つまり、コンデンサーのサイズが問題になる。使用するコンデンサーは、実装空間まで考慮せねばならない。

written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

この記事へのトラックバックPingURL

Comments

TrackBacks

Darkside(https対応しました)

Generated by MySketch GE 1.4.1

Remodelling origin is MySketch 2.7.4