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2020年7月12日(日) 21:54
ジャンクのアルミ筐体から、ネジ穴部分を切り取る。
これを、強化スリーブ用のヒートシンクとして使用する算段だ。
出力ファイバーの融着強化スリーブに、ヒートシンクを通す。 スリーブに熱伝導グリスを塗って突っ込み、エポキシで固定。
筐体とヒートシンクは、熱伝導エポキシで接着し念のため周囲も通常のエポキシで強化。
熱伝導エポキシは、最高に熱伝導の良いタイプを以前買ったらハマった。パサパサで、混合なんか不可能。熱伝導を上げると粘性が高くなり過ぎて混合不可能になるので、わざわざ熱伝導の悪いタイプも売っているのだ思い知らされた。 そこで今回は、熱伝導性能は最悪のタイプを買って来た。ところがそれでも、普通のエポキシとは比較にならないほど混合困難で参った。まっとうに混合できないので接着力が発揮できない可能性が高く、だから通常エポキシで強化した。
熱伝導性のある接着剤、というのはまだまだ高い壁のようだ。
光出力モニター用の金色ユニットも同様に接着し、光ファイバーも収まりが良いように引き回す。出力ファイバーは、右下から筐体外へ。
黒い保護チューブで、出力ファイバーは隣の筐体に移動。
わざわざ励起用LD系統1の筐体に引き込むのは、パッケージングの都合である。どのパーツをどこに配置すれば、最終的にスマートにまとまるか。それは旧レーザー銃のときに散々検討した。今回は、その結果に従うことで余計な工数を省いている。
太い黄色の保護チューブは、レーザーヘッドへと繋がっている。 このレーザーヘッドへ向かう光ファイバーと、出力ファイバーを融着する。それが、最後の山場である。 まずは、内部の保護チューブを筐体に固定する。これは結構な剛性があって固定が大変なので、台座を用意した。例によって光ファイバーを折ってしまうと即死なので、大変なプレッシャー下での作業。
同軸赤色レーザーを点灯させて部屋を真っ暗にすると、光ファイバーが破損していないことを確認できる。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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