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2020年7月27日(月) 21:09
DCコンバーターは、希望スペックのものを店頭で入手できるとは限らない。スペックの可能性は非常に広く、店頭には超メジャーな一部スペックしか置いていない。つまり、入手までに時間を要する。
そこで当面は、容量不足が懸念される現在の電源で、だましだまし試験を行う。消費電力を少しでも減らすため、温度計は外しておく。
各種スイッチ類やセンサー入力が、ちゃんと取得できていること。クロストークが発生していないこと。この2つは、確実に確認せねばならない。中でも重要なのが、光出力モニター。だが、最小限の配線長で済ませるよう製作したので、実験段階では配線延長せねばならない。
2.5ミリのモノラルプラグをコネクター代わりに使ったが、これはコネクター部分の占有空間が巨大という欠点がある。まずいことに、筐体との空間が思ったより狭く(いやコネクターが思ったよりもでかく)、コネクターを刺せない。基板全体を外した状態で無いと差し込めない有様。
筐体をバラさない限りはコネクターを差し直す必要はないので、最悪基板全体を外して抜き差しという仕様でも仕方ない。だが、試験時は本当に不便。
おまけに先走って、コネクターを差していないときはGND短絡になるよう製作してしまった。
イヤホン用コネクターなので、プラグを差していないときは+側接点が別接点に接するようになっている。イヤホンを差していなければスピーカーから音が出て、差すとスピーカーは鳴らなくなる・・・などという機能を機械的な仕組みで実現させられる。それを流用し、プラグを差していないときは入力+がGNDに短絡してAD入力値を確実に0にするよう製作したのだ。
だが最終的にはそれで良くても、実験中は困る。延長イヤホンが無いし、あっても簡単に抜き差しできない。だから延長配線をハンダ付けしたが、プラグが刺さっていないからAD入力は常にゼロ。
爪楊枝を突っ込んだが、長い爪楊枝では差せない。短い爪楊枝はバネの弾力で斜めになり、接点を押し上げることができない。
突き出した爪楊枝の先を指で押さないと、光出力モニター値を取得できないのだ。
コネクターの延長1つで、これほどの騒ぎになってしまった。
何とか実地試験が可能となり、レーザー銃を発射する。だが、光出力は少し上がっただけで止まる。ミリボルト表示なら1600から1700になるはずが、300〜400から上にならない。しかも、ボリュームをMAXまで回すと0になる。
出力ゼロでも、100未満の値が出ている。ノイズが多い、では済まされない。明白に「無茶苦茶」だ。
しかも、光出力以外の「温度」「ボリューム」「電流1」「電流2」は想定通りのマトモな値が取得できている。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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