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2020年7月31日(金) 21:37
実験中の安全確保に、外付け電源による照準用LDの発光が便利。
電源端子は、簡単に電源を付け替え可能。
これで、レーザー銃の電源を入れずに、照準を確認できる。想定外の場所に向いていると、非常に危険だ。
ところが、制御プログラムの修正と動作確認に熱中し、ふと見るとカーテンの裾から炎が!
慌てて消すが、内部で燻ってると恐怖なので切り取る。そして、念のため水洗い。
実際は、タテに燃えたものを写真は横置きしている。
レーザーのバックストップに、パソコン水冷用パーツのラジエーターを使っていた。これは銅製で、網目をレーザーが摺り抜けないよう斜めに置いてある。
ところが試験に熱中し。ときどきラジエーターの位置を動かすべきなのをサボってしまった。そのため、レーザーがラジエーターを撃ち抜いてしまったのだ。
焦点外れてるし斜めに置いた銅製を貫通できるわけがない、とレーザーの威力を甘く見てしまったのだ。簡単に火事を起こせる出力なので、もっと警戒せねば。
カーテンの位置は、銃口(コリメートレンズ面)から107センチ。
照準用レーザーを照射すると、直径2センチぐらいに広がっている。このエネルギー密度では金属を溶かしたりできないが、金属以外ならかなりのモノが燃えるだろう。
バックストップを強化し、火事を予防する。しかし、これは実験の環境作りであって、実験の本題ではない。本題としては、次に光出力を測定せねばならない。
すなわち、光出力センサーの1500という値が、具体的な光出力で何ワットに相当するのかを知らねばならない。
プローブの四角い方が、光出力100ワットまでの測定に対応している。丸い方は最大500ワットで、先日110ワットを計測した奴だ。あの時は光出力センサーが1700ぐらいだった。今回は、平均1500にキッチリと制御されたレーザーを測定する。
離れた位置すなわちレーザービームが広がった状態でプローブに照射させ、固定状態でも燃えたりしないようにする。そして固定状態だから、レーザー照射時間さえ正確に行うことで測定精度を上げられる。
1700=110ワットという先日の結果は、1700というのがアバウトだし110ワットというのも不正確である。だが、一応そのデーターで推測すると、1500は97ワットに相当する。
そこで100ワット用をしっかり固定して正確に20秒照射したところ、100ワットを振り切ってしまった。
改めて500ワット用で再測定すると、今度は95ワットだった。
もともとアナログ式は精度が低く、誤差5%以内とされている。つまり、実際の光出力は100ワット前後である可能性が高い。とはいえ誤差が元々大きいので、レーザー銃の出力を確実に確保するため95ワットを採用することに決めた。
written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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