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2012年6月27日(水) 21:03

ニーズに気付いてくれ

 DC/DCコンバーター大勝利を宣言するのは、まだ早い。昨日も書いた通り、定電流電源という想定外の使い方をしたコンバーターは、大抵発振してしまうのだ。だから、LDドライバーとしてはハード任せにしたことがない。必ずPIC制御にして、発振しないよう調整している。

 オシロによりTRIM端子の電位を測定。スライドボリュームを動かし、電流を連続的に変化させる。そうやって、全域で電位の安定性を確認する。
 数ミリアンペア以下では、非常に安定して定電流電源として働く。だが、10ミリアンペアあたりから不安定になって来る。これはACモードにして、振幅を見ている。0.59Vに対し、10ミリボルト程度のバラツキが生じている。つまり、電流は1〜2%しか変化していない。かなり優秀な定電流電源である。数ミリアンペア以下では、この数倍安定している。

 数十ミリアンペアになると、激しく発振する。時間スケールと電圧スケールの両方を要確認。
 ↓はDCモードに戻し、絶対的な電位で表示させている。平均は0.6Vぐらいに収まっているが、電流の変化は10〜20%と非常に大きくなっている。

 そしてこれが、400ミリアンペア弱の最大出力。完璧に発振している。周期が10μ秒を切っているので、LEDなら使えないこともない。しかし、LDドライバーとしては論外だ。

 PIC制御では、電流検出→出力電圧調整というフィードバックループの遅延を調整して発振しないようにしている。ハードだけで同様のことを行なうには、適切な位置に適切なコンデンサーを入れるのが簡単だと思われる。場所と容量をあれこれ試したところ、GNDとLEDアノードの間に大き目の容量を入れるのが効果的だと判明した。

 最大電流での安定性が一気に高まり、電流は上下10%以内に収まるようになった。平均値が0.591Vの標準より明らかに下がっているが、実用上は全く問題がない。LEDドライバーとしては、完全に合格。LDに使えるかどうかは微妙だが、使えないことはない。

 出力電流を変化させ、最も不安定だったときの波形。平均電流が定格より遙かに下なので、ピーク時でも余裕で定格に収まる。振り回しても、明るさが変化していると肉眼で気になるようなことも恐らくないだろう。
 簡単お手軽にワット級LEDを光らせる。そういう目的なら、もう充分。気になる人は、CだけでなくLCなども試行錯誤してみて。Rを使うのはロスの元だから、やりたくない。

 DC/DCコンバーターと定電流駆動LEDドライバーの間には、ハード的差異が僅かしかない。最初からこのような用途を想定すれば、発振を防ぐ設計は容易だろう。コスト増加もほぼゼロと思われる。どこかのメーカーが製品化してくれないかな。
 安定化されていないバッテリーを接続し、LED(およびLD)を定電流駆動できるスイッチング・レギュレーター。需要は大きいと思うんだけどなぁ・・・

written by higashino [発光ダイオード] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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