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2019年1月31日(木) 21:36

お座敷ラジコン

 主砲の真後ろからBB弾発射を眺めると、最初から明らかに左にズレて飛んでいく。これは銃口で接触している可能性が極めて大だ。
 そう考えて、マズルブレーキ部分をしっかりとリーマーで拡張する。

 その結果、弾速が安定するようになった。純正0.12グラム弾使用で、ほぼ0.17ジュールだ。
 グルーピングも改善されたが、それでも有効射程(空き缶や紙コップにほぼ必中する距離)は、2〜3メートルがせいぜい。屋外では、全く実用になりそうにない。

 更なる大問題として、照準用レーザーは突然全く光らなくなった。実用的なレーザーサイトを搭載するため、ここまで大変な苦労をしたのに・・・
 有効射程が短くて、照準という行為が意味を持つのは室内限定なので、1ミリワット未満だが信頼性ある国産レーザーポインターを搭載するのが良いだろう。しかし、今すぐ作業する気になれない。レーザー抜きで、いったん完成扱いとしよう。

 無線カメラの有効距離を確認するため、近所の公園に持ち出す。

 ここで、想定外の問題が発生。
 最初に水路に対岸すぐの地面に戦車を置いたのだが、電波が通じなくて操作不能。発車できない。距離は5メートルそこそこしかない。

 電波状況は、送信→受信の強度0。受信→送信の復路は100以上ある。往路が事実上途切れているのに復路は情報が取れるというのが謎だが、受信強度0と表示されることも発車できないことも事実だ。
 少し場所を変えたりアンテナの向きを変えると、かろうじて発車できた。しかし、自慢のスムーズな走行は全く不可能。途切れ途切れにしか電波が到達していないため、途切れ途切れにしか操作できない。木の後ろに回ったら、一発アウト。

 電波が届いていない場合は安全のため停止するので、マトモな操縦は不可能だ。謎なのは、復路の電波強度は、滅多に0にならない点。また、往路は100以上の強度があっても唐突に0になる。半端に小さな値を経ることがないため、ノーコンになりそうだと警戒する暇がない。
 一方で無線カメラも、映像は時々しか更新されない。しかし操縦電波よりは少し良く届いている感じ。

 TWE LITE を使用した自作プロポが実用にならないとなると、今度の計画が崩壊する。
 そこで、再確認することにした。車体下部だけを家の前の地面に置き、送信機の電波強度表示を確認しつつ少しずつ離れて行く。
 離れるに連れて電波強度は少しずつ小さくなる。唐突に0になることなどなく、50メートルぐらい離れても30や40は残っている。その状態で操作すると、普通に走行した。

 場所は住宅街で、直視可能。
 それで50メートル離れた場所から普通に操縦できているので、自作プロポは実用になっている。ドローンならともかくラジコン戦車なら、これぐらい離れて操縦できれば充分だ。

 となると公園でノーコンになったのは、車体上部が電波を妨害したからだとしか考えられない。操縦電波の受信アンテナは、尾灯脇に折れ曲がって車体内に納まっている。こういうのが電波受信に不利なのは、言うまでもない。
 TWE LITE の有効距離には余裕があるので、これでも大丈夫だと踏んだのだが全然大丈夫じゃなかった。いや、車体下部だけなら大丈夫だ。

 車体上部はプラスチック製だが、それなりに金属パーツを含んでいる。それが、想像以上に電波を妨害するようだ。
 無線カメラのアンテナも車体上部の妨害を受けるが、車体外に出ているぶん少しマシだったのだろう。
 波長の短い2.4G帯を使用する場合、アンテナは最高の位置(具体的には砲塔の上)に設置すべきってことだ。ただしこのバトルタンクに関する限りは、アンテナの設置場所を変えるのは困難。それに、変える意味も小さい。何しろ主砲の有効射程が2〜3メートルなのだから。ここは大人しく、室内専用のお座敷ラジコンとして楽しむべきだろう。

 バトルタンクのネガを片っ端から潰し、究極のお手軽ラジコン戦車を作ろうとした。だが、野望を充分に果たすことはできなかった。室内でなら無双だ。走行は超絶スムーズだし無線カメラはリアルだし。

written by higashino [バトルタンク改造Tiger1] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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