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2012年7月15日(日) 19:51

ビデオデジタイザー

 今日登場するのは、MSX用ビデオデジタイザー。HBI-V1である。

 ビデオ信号をパソコンに取り込む。とはいえ動画ではなく静止画である。しかも、DVやSビデオでさえない。最も画質の悪い、RF信号だ。

 付属のビデオケーブルは汎用品であり、仮に欠品していても苦労しない。だが、トリセツと付属ディスクは重要。無いと、ほぼ使い物にならない。

 付属ディスクからサンプルプログラムを読み込ませ、RUNさせる。

 これにより、A1-GT本体のFDDが働いていることと付属ディスクが壊れていないことが、同時に確認できる。
 小さなGIF動画的なゴルフ映像が表示された。

 いよいよ本末となるデジタイズ機能の確認だが、これが大変。RFビデオ信号なんてファミコン時代のもので、今時そんな信号を出力できる機器がない。画質が悪いので、自分はスーファミ時代既にアナログRGBに移行してしまった。
 ここで、レーザー実験でも大活躍の旧式ビデオカメラが登場。画質なら最近の機器が勝るに決まっているが、機能では古代の異物も馬鹿にできない。

 MSX最後の画面 SCREEN 12 に自然画キャプチャー成功。
 輝度信号と色信号を別々に扱い、輝度信号のみ解像度を上げる。デジタル画像圧縮ではごく普通の手段だが、それをビデオRAMにまで適用し、19000色余りという半端な表示色数を実現したのがMSX2+である。自然画表示以外には極めて使い難い、用途限定の表示モードではあるが、当時のパソコンでは圧倒的に綺麗な写真表示が可能だったのは確かである。

 言うまでも無く、2012年には全く何のアドバンテージもない。実機を所有し、ビデオデジタイザーを所有する。それらに実用上の意味は皆無。さっさと売ってしまう。
 ビデオカメラの方は、今でも恐るべき威力を発揮するのだが・・・

written by higashino [MSX] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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