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2006年11月15日(水) 17:24
これは一体何でしょう? 単なるフラッシュ発光回路です。
左下に2号充電器。中央下にフラッシュ電解11ジュールが1個。中央上にトリガー基板。そして右には小沢電気の普通のカメラストロボ用キセノンフラッシュ管。 重要なのは、フラッシュ電解に1N4007が直結されていること。
2号充電器を保護しているバリスターの外側にダイオードが接続され、フラッシュ電解から発生するサージをモロに浴びるようにしてある。 以前SSY−1を駆動した時は、バリスター内部に保護されていない1N4007は数回の発射で破壊されてしまった。SSY−1の代わりに小技電気フラッシュを使い、破壊実験である。
サージはバリスターで守れば良い、ってのは安直だと分かったので、回路にどのような対策を施せばサージを発生させずに済むか調べようとの意図である。ところが、予想外の事態になった。
フラッシュを何度発光させても、1N4007が破壊されないのである。
どうやら、フラッシュ発光回路がサージを発生させているのではなく、SSY−1がサージを発生させているようなのだ。 SSY−1は外部から見れば単なるキセノンフラッシュ管である。フラッシュ発光回路をSSY−1に接続すればそのまま動作する。そう思ったがどうやら違う。現実にも、安定してフラッシュを発光させられる回路がSSY−1相手で不発なんて珍しく無かった。当初は単に必要なトリガー電圧の違いだと思っていたが、その後SSY−1を散々いじって必ずしもそうじゃないと分かったはず。
ストロボ用フラッシュ管は、トリガー電極が管に接着されている。しかし、SSY−1のフラッシュ管では接着されていない。また、SSY−1はトリガー電極が管に沿って張られている。 これらの違いにより、サージ発生具合が異なるのではないか? 単純にストロボ用フラッシュを発光させるだけでダイオードを破裂させるサージが発生するのであれば、世間でカメラの故障がもっと多発していそうに思える。
written by higashino [パルスレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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