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2009年12月6日(日) 21:10
大電流を扱うこの回路では、ハンダ付けがガッチリし過ぎていて容易に付け替えできない。原因究明のために配線を変えるのも大変で、うんざり。しかし良く考えると、定電流回路を定電圧回路に変更するのは簡単だった。
ちょっとだけ接続を変えれば、ゴキブリレーザーと同じ定電圧回路に早変わり。
いきなり安定した。
どうやらFDKコンバーターを定電流で使うのはうまくないようだ。元々が定電圧前提の品だから文句は言えない。
ところが、このLDはゴキブリレーザーに比べると順方向電圧が高めらしい。電圧変更抵抗を切断して3.3V出力にしても、16アンペアしか流れてくれない。これで、LDは光出力9ワット弱。
再びレーザーヘッドを接続すると、今度は1.7ワットのYAGレーザーが放出された。
ということは、パッシブQスイッチだったのか?
励起1ワット半では、Qスイッチを発動するだけの蛍光が生み出せなかったのか?
でかいクレーターは、9ワット弱の励起LDで溶かされたもの。
細い筋が走っているのは、1.7ワットのYAGレーザーで溶かされたもの。針のような穴もYAGレーザーである。当初の予定通り、20アンペア弱で定格の8割程度の光出力で励起出来そうだ。
CWではなくQCWで発振しているかどうかは分からない。
フロッピーを溶かしている分には、ごく普通のワット級レーザーである。模型作りやってると、プラスチックを接着ではなく溶接したいと思うことが多い。ハンダゴテで溶かすとなかなかうまく溶着しないし燃えて悪臭の元でもある。
金属ではなくプラスチック加工用レーザーとしてだけでも個人的には実用性がある。しかし、この程度では一般受けするモノではない。
いずれにしろ、タネ火レーザーは安定動作してくれないと困るし、それには確実な放熱が第一だ。12センチ角の空冷ファンに合う汎用ヒートシンクを買い、励起LDに合わせた取り付け穴を開ける。
パソコンCPU用のヒートシンクは、最近のCPUに合わせて接触部分の面積が小さい。そのため、LDの放熱面を一部しかカバー出来ない。これではヒートシンクの性能が生きない。
ただ、穴を開けた後が大変である。フィンが剣山のように密集しているため、このままではネジを固定出来ない。邪魔な部分のフィンを取り去らねばならない。
written by higashino [パルスレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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