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2010年1月13日(水) 21:02

オーブン配線

 ガムテープは、接着避けである。

 ポリエステルのブロックは、5分割して組み立てる。一枚板にしないのは、継ぎ目にオートウエルドを充填して剛性を確保するためである。また、結晶ホルダーはそのままだと2ミリほど高くなってしまう。しかし断熱材は柔らかいので少し圧縮した状態で接着してしまえば良い。
 中央部分は結晶ホルダーの占有面積であり、別ブロックなので単独で圧縮させられる。
 見た目は綿だが難燃性。融点255度で自己消火性あり。

 手前に1センチ角のアルミ立方体が接着してある。劣化したLBOのマウントに使っていた穴開きの奴で、配線を束ねる用途で流用。

 まず、配線を先に済ませる。

 パソコンでお馴染みの4ピンコネクターを使い、穴に通しておく。それをヒーターとサーミスターにハンダ付け。ところが配線が短いために、待機していた熱収縮チューブの端が収縮してしまい所定の位置まで動かせなくなった。
 かくして熱収縮チューブは全くの無駄となり絶縁も出来なくなった。

 ハンダ付けをやり直しても、熱を与えずに作業するのは難しい。良くやってるように、エポキシで固めるしかなさそうだ。

 正式採用のLBOが到着。3ミリ角で長さ15ミリ。タイプ1の非臨界位相整合なのでθ90度のφ0度。

 レーザー関係の結晶は一般に納期が長く、数週間から数ヶ月を要する。しかしこの結晶は余りにポピュラーなため、メーカーが在庫を持っている。同じ物が世界中のクラス4グリーンレーザーで使われているはずだ。
 正確な温度で使用すれば、最強の性能を発揮する。

 しかし湿気を嫌うので、当分パッケージから出せない。
 結晶オーブンが制御基板ともども完成し、常時100度オーバーにしておける環境が整ったら出番だ。結晶オーブンの試験ではまたダミー結晶の世話になる。

written by higashino [パルスレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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