2010年1月14日(木) 20:56
レーザーで何年も試行錯誤したおかげで、未使用パーツが結構溜まっている。YAGスラブ結晶とか薄ディスク結晶とか、Nd:KGW
とかBIBOとか・・・しかしオークションに出すつもりはない。というのも、徐々にパーツが手に入り難くなっているのだ。表サイトのリンクに登録していた
Thorlabs も最近は購入できなくなった。日本メーカーは個人からの注文を受け付けておらず、
外国メーカーが日本法人を作ってしまうとアウトなのだ。
自分は専用にオフラインでリンク集をメンテしていて、そこからならレーザー製作に必要なパーツはすべて買える。しかしいつまで有効かは分からない。だから、今は使ってないパーツも貴重な財産なのである。
うちのサイトでは危険なブツを製造しその過程を詳細に公開している。だから悪用の敷居を高くするため、この本当に役に立ちまくるレーザーリンク集は厳重な秘密である。
結晶ホルダーを定位置に固定した状態で、ヒーター配線をエポキシで固める。これぐらい配線が短くなると、配線の剛性が馬鹿にならない。というよりとんでもなく邪魔になる。
予定位置に動かした上で固めないと、とんでもないことになる。
ただし現段階では、穴開きアルミサイコロの部分は接着していないため固めても全体を回転させることは出来る。さもないと、結晶ホルダーの下にポリエステルを敷く作業が出来ない。
ここの配線は地味に重要であり、ヒーター配線が断線すると加熱出来ずグリーン変換不能。LBO結晶も湿気の脅威に晒される。一方サーミスター配線が断線すると温度制御不能。タコな設計してると無限加熱される可能性もある。
穴開きアルミサイコロを中心に全体を回転させて作業空間を確保し、オートウエルド塗りまくりのポリエステルブロックを敷く。
断熱材としてスカスカなので、想像以上に大量のオートウエルドを塗らないと壁として機能しない。
結晶オーブンは、やることこそ単純だが信頼性を確保するにはいろいろ考慮を要する。
敷き終わったら再び結晶ホルダーと配線を定位置にセットし、浮かないよう固定。接着してしまっては困る部分はガムテープで処理してある。
配線もポリエステル上面のオートウエルドに食い込ませて固定。配線そのものも、結晶ホルダーの固定力を高める助けになる。
ポリエステルは全面にオートウエルドが塗られているように見えるが、実は右側面は塗られていない。わざわざ接着避けにガムテープを貼っておいたものの、冶具との隙間がなくなっていて作業不能。
written by higashino [パルスレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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