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2010年1月26日(火) 21:12

PIC16F88発進

 液晶が使えるようになったので、A/D変換値を表示させてみる。すると、800Hというあり得ない値が出た。最大値は3FFHなのに!
 しかも、値は全く変化しない。

・表示ルーチンがバグ。
・どこか配線ミス。
・PICの設定ミス。

 ソフト、ハード、PIC仕様と常に3つの可能性があるため、非常に厄介だ。ただ、アナログ入力になるA1の電圧をテスターで調べると想定通り。
 あちこちのサイトを回って情報を集めるが、そもそも電圧基準を電源と共有しているケースが大半。そこで、外部リファレンスを止めて電源電圧を使う設定に変えてみる。
 やはり800Hとしか表示されない。

 高機能なのは良いが、初期設定がどんどん複雑化している。何度も設定を確認し直す。

 ネット検索中に、レーザー銃をマジメに売っているサイトを発見。屋外でレーザー使うのに便利って、そんな宣伝文句いいのか?(汗)
 ただしゴキブリレーザー同様に赤外線なので、熱線銃と呼びたい。また、実際に個人で買えるかどうかは不明。自分はグリーンレーザー銃を作成中だし熱線銃ならもう持ってるので、試す気はない。

 犯人はADCON0だった。このビット0を立てておかないとA/D変換は有効にならないのであった。
 無事にまっとうっぽい値が表示されるようになったので、今度はPWM出力を設定してみる。

 周期は10ビット設定出来る。いずれオシロ等で確認せねばならないだろうが、うまくするとQスイッチドライバーの方で最短パルスが500ナノ秒ではなく125ナノ秒に出来るのかもしれない。
 Qスイッチドライバーは無限ループで単純パルスを出力するだけなので、PIC16F88はもったいない気がする。しかしPIC16F84に比べたアドバンテージはアナログ入力やPWM出力だけではない。
 不安定な電源状態に対応した信頼性向上機能の方がむしろ魅力的である。価格も84が250円で88が300円というレベルの差でしかないので、全面的に88移行するのも良さそうだ。

 C0というのはDUTY75に設定してあるという意味。今の段階ではプログラムを書き換えないとDUTYが変わらないので余り意味はないが (^_^;)
 オシロでFETゲート電圧を調べる。きちんとPWM出力されている。縦1目盛りは5Vであり、10V強でドライブ出来ている。

 PWM周波数を上げる意味などないので、プリスケーラーも16にして思い切り落としてある。約122ヘルツ。TLP250まで持ち出してるので、もはやスイッチングロスは気にしなくて良いはず。
 時間は掛かるが、これでも結晶オーブンは170度以上まで加熱出来た。ヒーターは電圧の2乗に比例して発熱するため、電圧を変えるよりPWMの方が制御し易い。

written by higashino [パルスレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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