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2010年1月28日(木) 21:51

パワーメーター

 デジタルパネルメーターの今回の相棒は、レーザーパワーメーターである。光出力の測定に使う。
 これまで1ワット以下では半導体受光素子を利用した手軽なパワーメーターを使い、それ以上はアナログ式の熱量測定型を使っていた。しかし熱量測定型は20秒間の連続照射で温度上昇を見るものであり、照射時間は自前で合わせねばならなかった。非常に使い勝手が悪い。
 測定に時間が掛かるし、一度測定すると冷えるまでしばらく測定出来なくなる。

 このパワーメーターは熱電対を利用したもので、かなりポピュラーだ。そして電圧計同様に、結果出力回路が内蔵されていてこのヘッドだけで役に立つという組み込み用の製品。
 光出力1ワットあたり、0.1Vの電圧を出力する。だから、小数点の位置をズラせた電圧計と組めばそのまま光出力のワット数を直読出来る。
 仕様上は測定上限60ワットで、そのためにはヒートシンクを取り付けねばならない。また、60ワットでは6V出力なので、電圧計はレンジ切り替えが必要だ。光出力20ワット以上かどうかで切り替えることになる。

 ところが大問題があり、インターフェイスとなる4ピンの役割が不明なのだ。データシートにさえ書かれていないという手抜き。FDKのDCコンバーターでもそうだったが、恐らく書くまでもない業界の常識なのだろう。
 仕方ないので、回路を取り出して調べる。

 分かっているのは、電源としてプラスマイナス12Vから24Vまでを必要とすること。これで4ピンだから、役割は自明である。GNDと電源+と電源−と結果電圧出力。
 目立つ2つののうち1個は素性が判明し、オペアンプだった。その出力端子がピンに直結されていたので左端がOUTと確定。残るパズルは3個。

 回路を筐体にネジ止めする穴がGNDなのもほぼ確実。テスターで導通を確認し、右から2番目がGNDと判明。後はどっちが+でどっちが−かが判明すれば良い。

 オペアンプの絶対定格がプラスマイナス18Vだった。24VまでOKな仕様だから電源はそれなりに安定化されていると想像出来るが、ここは無難かつオペアンプの常道通りプラスマイナス15Vの電源を接続するのが良いだろう。

 筐体に取り付けたりヒートシンクを取り付けるのに便利なように、4面にネジ穴が入っている。しかもレーザー関連機器にありがちなインチネジではなく、日本でポピュラーな3ミリのネジに対応している。

 しかし、ヒートシンク等の側に正確な間隔でネジ穴を開けるのは実際かなり難しい。そこでいつも通り「まずは冶具から」だ。
 アルミ棒に穴を開けてネジ止めし、ステンレス板を後から接着。これで完璧に間隔の合ったドリルガイドが手に入る。

 完成すれば、これまでより高精度にレーザーの光出力をレポート出来るだろう。

written by higashino [パルスレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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