2021年11月25日(木) 21:16
次は、受信機 dsPIC をソフトウェアI2Cに戻す。
ハードウェアI2Cで散々苦労したのは何だったんだ?と呆れるほどあっさりと、傾斜センサー値の取得と液晶ディスプレイ表示が成功する。安定している。シングルマスターで使う分には、ソフトウェアI2Cの信頼性は圧倒的だ。
ならば、Jetson Nano のSPIに再挑戦しよう。こちらのページを参考に、作業する。
Jetson-IO を使い、SPI1を有効にする。ところが、保存してもリブートすると unused に戻ってしまう。設定をファイルに保存、という項目を選ぶと、リブートしても設定が消えなくなった。しかしそれで Jetson-IO 上からSPI1が確認できても、ls /dev/ には表示されない。spidev が出て来ないのでは、動作する可能性は低い。
そこで今度は、flash-dtb-update-2019-12-09.tar.gz を使ってみる。
しかしこれも、エラーが出て設定できない。
どうやら最も面倒臭い、Linux PC を用意しての書き換え作業しかないようだ。
だが、cat /sys/kernel/debug/tegra_gpio を実行して確認すると、SPIが有効になっている。ls /dev/ では、相変わらず出て来ない。
出てこないのだが、spidev はビルドされている。
デバイスツリーの再構築が出来ていることを確認する試験は、すべてパスするのだ。唯一、ls /dev/ だけがパスしない。/dev/spi0.0 など、どこにも存在しない。このまま強行しても、9月同様に spi.open でエラーになるのがオチだ。完全に、当時の轍を踏んでいる。
そう言えば、I2Cの時は1系統壊れていた。試しに Jetson-IO で、SPI2を有効にしてみる。しかし遺憾ながら、/dev/spi* は出現してくれない。どうやら、諦めるしかないようだ。SPIの使い方を試行錯誤する以前に、SPIをオープンできないのでは手も足も出ない。
プランB・・・信号線の1本を使い、傾斜センサーへのアクセスを時分割する。
written by higashino [Sタンク 1/16] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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