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　モーターを取り出し、制御基板から取得したホールセンサーの値を液晶ディスプレイに表示。最近やたらＬＣＤ表示失敗が多発しているが、今回は何事もなく表示できた。
　ホールセンサーの取得値は７すなわち３系統とも１である。
　そして、モーター軸を手で回しても、７のまま変化しない。

　パワーパックを外してモーターを取り出したのは、そうしないとモーター軸を動かせないからである。モーター軸を手で回すと、それに応じてホールセンサー取得値が変化するのが正常である。
　変化しないのは、異常。更に言えば、７という値は取得されないはずでこれ自体が異常。

　センサーケーブルを接続していない場合、７になる。

　モーターとセンサーケーブルは、一体化させてある。
　そこに５Ｖ電源を直結し、ホールセンサーの電位を直接測定する。

　その結果、モーター軸を回すことで想定通りに電位が変わると確認できた。つまり、こちら側は正常である。
　センサーケーブルのモーター側は、新品を挿入した直後にオートウエルドで固めた。逆側は、信用できるコネクターに交換した。これで正常動作しなかったら、絶望していたところだ。

　幸いこの写真に写っている部分は動作確認できたので、コネクター根元をオートウエルドで固めてしまうことにする。

　そうするとコネクターを取り替えただけの自作基板が不良という結論になるが、納得できない。以前は動作していたのに、コネクターを付け替えただけで動かなくなるものなのか？
　ミスするような作業じゃないから、全く疑うこと無く早々にコネクターをオートウエルドで補強してしまったのだが？

　隣接ピンの短絡なども、発生していない。
　取り敢えず電源系からチェック・・・して、ＧＮＤピンがGNDと短絡していないことを発見した！
　明らかに、以前から存在する不具合である。

　ＧＮＤピンはＧＮＤではなく、基板固定ネジ金具に短絡されていた。
　基板を車体に取り付けると、この金具を通してすべてＧＮＤに短絡される。だから、実用上は不具合にならない。しかし、最近は横着して４隅にあるネジのうち１つしか固定していなかった。

　それによりセンサーケーブルのＧＮＤが断線状態となり、まっとうに動作しなかったと思われる。
　ネジ固定の有無によらずＧＮＤがしっかり接地するよう、ジャンパーを追加した。