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2022年4月3日(日) 22:20

MVC の VR180 3D 変換

 オリジナルの動画ファイルは、fullHD のMVC形式である。

 MVCを3Dとして読み込める Power Director 11 を使う。
 編集が必要な場合も、このソフト上で済ませる。

 3D形式で出力。
 Power Director は出力形式を自由に選べない。特に無圧縮がないのは、ワークフローの一部に組み込む場合は致命的欠陥だ。仕方ないので、可能な最高画質にする。

 サイドバイサイド・フル幅は高画質にできないので、サイドバイサイド・ハーフ幅にする。解像度を 3840×2160にすれば、結果的にフル幅の縦2倍拡大となり解像度を損なわない。ビットレートも最大の200Kにしておく。

 出力したものを、Aviutl で読み込む。

 しっかりサイドバイサイドで3D化されていることが確認できる。

 ここで、自作プラグインの出番。
 一連のワークフロー内で使う前提でパラメーター決め打ちになっている。別形式の入力には適用できない。

 プラグイン一発で、左右同時に処理する。分離して変換してまた結合、なんて手間は不要。

 デフォルトでは、約3メートル先に200インチの仮想スクリーンを生成する。
 出力解像度は、6106×1080固定。無圧縮。

 DaVinci Resolve のプロジェクト解像度を 8192×4096 とし、「中央部に読み込む」設定にしておく。

 これでプラグイン出力を読むと、VR180 形式になる。中央部にしか映像が存在しないが、間違いなく正距円筒変換されている。
 そのまま、mp4 の最高画質で出力する。

 最後に、VR180 Creator の「公開の準備」を使用。

 一発で VR180 と判定され、プレビューには歪んでいない長方形スクリーンが表示される。エクスポートする。
 こうして完成したファイルは、そのまま youtube にアップするだけで VR180 動画として公開できる。

 VRゴーグルで見ると、仮想スクリーン上に3D表示される。

 試験動画をアップして確認したところ、少なくとも youtube 鑑賞を最終出力と考える場合、正距円筒変換では補完を行わずニアレストネイバーでドット処理するのがベターだと判明した。

written by higashino [Virtual Reality] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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