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2022年4月19日(火) 21:22

これまでのまとめ

 撮影時に俯仰を付けないことが重要だと気付いた。
 単一クリップで鑑賞する場合なら、俯仰はそれほど問題にならない。ところが、複数クリップを編集して1つの動画にまとめる場合、シーンチェンジで俯仰が変化すると酔うのだ。編集を前提として撮る場合、すべてのクリップで俯仰が揃っているのが望ましい。必然的に、水平線に合わせてカメラを向けろという話になる。

EOS R5C と R5 の違い

・R5C には IBIS が無い
 ただし、DUAL FISHEYE は R5 で使っても IBIS は動作しない。
・R5C の動画は PA 無しで SM だけ
 R5C で動画を撮る場合、シャッター速度をオートにできない。これは巨大なハマりどころ。
 明暗差の大きな場所を移動しながら動画を撮る場合、圧倒的に R5 の方が使い易い。
 IBIS の有無とも合わせ、動画だから R5C という思い込みは無用。
 もちろん R5C には、4K60p がオーバーサンプリングになる、8K60p が撮れる、などアドバンテージも多い。
・露出補正が貧弱
 R5C は、動画で露出補正をダイヤルに割り当てできない。
 露出+と露出−をボタンに割り当てて、ボタン2つを消費するという使い勝手の悪い話になる。
 更に、動画の露出補正範囲がプラスマイナス2までしかない。

EOS VR のハマりどころ

・EOS VR Utility は RAW が読めない
 よって、R5C を使っても 8K60p による VR180 撮影はできない。
 どうしても 8K60p で VR180 3D やりたければ、自力でステッチすること。
・拡大表示できない
 mp4 で撮影中は、拡大表示できない。FISHEYE 使ってると大ハンデ。
 RAW 撮りして自力ステッチが、その点でも撮影時に快適。
ラチチュードが狭い
 夜景や電飾などで光の色と暗所を両立させるのが至難。
 RAW で CP は単純な 709 にしておき、ISO 感度を 160 まで下げる。
 あとは DaVinci Resolve の現像で何とかする。
 明るい場所なら、気にする必要はない。
 青い光が紫に転ぶので、後処理での配慮が必要。

スタビライザー

 VR180 では、ブレを抑えるのが重要。
 しかし、DUAL FISHEYE は手揺れ補正が使えず、三脚を使えない場所での撮影が困難。
 だが、完全にブレを抑えなくても、それなりに揺れが少なければ鑑賞可能。
 ジンバルは、軽量のものでは効果が不十分。外部電源やマイクやらケーブルを引きずるので、煩雑にして機動性を欠く。プロとして撮影環境を整えられるなら別として、徒歩で巡回しつつ素早く撮って回るのには使いにくい。VR180 は映り込みを防ぐためカメラを前方に突出させねばならず、ジンバルを保持する肉体的負担も大きい。
 機械的なスタビライザーは、映り込みがネックとなり使用困難。
 カメラのストラップを活用したブレ抑制テクニックが、実はなかなか優秀。もちろんブレは防げないのだが、鑑賞可能レベルに抑えることは可能。そうすると、圧倒的に機動性で勝る。
 歩きながら撮るのは、揺れのみならず足先や影の映り込みに邪魔されて、恐ろしく難易度が高い。

 実際に扱ってみると皮算用より遥かに大変。これ案外 youtuber 向きなのではなかろうか?
 踊ってみた、歌ってみた、演奏してみた、などやってみた系の youtuber が、三脚に据えて配信動画作成に使う。近距離の人物に圧倒的な存在感を与える威力があるので、人気配信者の人気を更に煽る力があるだろう。ネックとなるのはVRゴーグルの普及率だが、逆にVRゴーグルの普及を後押しする側になるかもしれない。

written by higashino [Virtual Reality] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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