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2022年5月2日(月) 18:39
シャッター速度を変えて、実験してみることにした。道路を走り抜けるクルマを、横から撮影する。
これをVR動画に仕上げて、Quest 2 で鑑賞。視線固定時と、クルマを追って見た場合とで、見え方を確認する。 60p で、シャッター速度は 1/60 1/120 1/180 1/250 の4通りに変化させる。
結果は予想通り。 1/60 だと、クルマを追ってみたときにブレが気になる。1/180 だと、視線固定時にパラパラ感がある。1/250 も当然に、パラパラだ。1/120 だと、両者の中間的になる。最も無難なのは、1/120 だ。 もちろん 1/120 でも視線がクルマを追えばブレるが、1/60 の半分のブレで済むのは明白に改善だと感じられる。
一方で、ゲームではブラーを掛けていないことが多い。それでもコンテンツとして成立しているのだから、お構い無しに高速シャッターもアリだと思う(ただし 30p は論外だ)。 パラパラ感により現実ではないと脳が我に返るのは確かだが、それを言ったら動体を視線で追った場合のブラーだって不自然であり脳が我に返ってしまう。どっちみち完全に脳を騙すことが無理なのであれば、ブレが抑えられて映像の情報量が増える高速シャッターを選択するのもポリシーとしてアリだと主張したい。
結論として、視線移動が少ないと思われるコンテンツでは 1/60。動体を視線で追いがちなコンテンツでは 1/120 または確信犯としての高速シャッター。ただし高速シャッターを選ぶなら 60p は譲れない(それ以上のハイフレームレートは可)。
written by higashino [Virtual Reality] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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