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2007年10月02日の記事

2007年10月2日(火) 18:59

大型サイリスター

 コイル試験装置なんて普通にフライホイール型単段式コイルガン作るのと同じだろ?と思えるがそれは試験対象が正常な場合の話。
 試験対象が不良品で通電した瞬間に短絡された日には、普通のコイルガン回路だと破壊されてしまう。それまでメインコイル短絡は何度か経験しており、不良品が出来る確率は1割程度あるように感じられる。

 これは、大変な確率だ。メインコイルが短絡すれば、その影響は破滅的・壊滅的だから。

 試験対象が壊れるたびに試験装置も作り直さねばならないのでは、やってられない。通常のコイルガンはピーク電流数百アンペアで稼働するが、試験装置は数千アンペアに耐えられねばならない。そこでスイッチング素子として、大型サイリスターを動員。
 多段式コイルガン製造に備えて以前大量に調達したものだが、1段あたりの規模が当初の想定より遙かに小規模となったために出番が無くなってしまった。超オーバースペックであり、余りに重過ぎる点が許容できない。しかし、コイル試験装置にはピッタリだ。
 数十ジュールの電解コンデンサーであれば、コンデンサーの内部抵抗が大きいので短絡状態でもコイツを破壊するのは難しいだろう。

 自分が製作するコイルガンでは、1段あたりのコンデンサーは330V400μFが上限である。試験用には400V940μFを用意することとした。
 大電流が流れるため、端子にはラジコン用の太い導線を丁寧にハンダ付けする。この導線は太い上にバラ線に銀メッキが施された高級品だ。

 サイリスターの方は尻尾にGND用銅板を直接ハンダ付け。
 上の写真だが、銅板の厚さは1ミリだが長辺は20センチ。サイリスターの巨大さが分かるだろう。パルス耐電流8000アンペアを誇る。

 この巨大パーツを20センチの銅板にハンダ付けするのは、普通のハンダゴテでは到底不可能。いきなり板金用300ワトが活躍し、あっさりと作業を完了してのけた。問題となる熱も、尻尾を介した後ではそれほどではなく、サイリスターへのダメージは無さそう。

 だが、頭の側のハンダ付けでは、サイリスターがダメージを負った可能性無きにしもあらず。

 ネジ頭の端をヤスリで削って銅地金を露出させたが、熱容量が余りに大きくて板金用でもギリギリ何とかというハンダ付けとなった。トロリと良い感じにハンダが流れるところまで行かず、部分的にしか確実なハンダ付けになっていないと思われる。
 しかし、力を加えたらポロっと外れるような不良ハンダではない。何とかなるだろう。ハンダ付け作業の熱で素子が壊れていなければ。

 このサイリスターは大量在庫してるので、もし熱で壊れていれば次回はネジ頭にドリルで3ミリ穴を開け、配線をハンダ付けしたネジを取り付ける方式を考えている。

written by higashino [コイルガン戦車 1/35] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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