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2007年10月17日の記事

2007年10月17日(水) 17:10

サイリスター換装

 まずは簡単に出来る確認として試しにコイルを交換してみる。
 ストームタイガーの主砲を開発する過程ではいろいろなコイルを製作して性能を調べた。結局は採用されなかったが単なるコイルとして使えるブツは幾つも転がっている。
 これは、太いエナメル線を極端に短く巻いて極端に外径が膨らんだタイプ。インダクタンスを実測すると544μHほどある。

 コンデンサーを200V以上に充電し、サイリスターのスイッチを入れる。やはり何も起こらない。
 いや、同じだ。電圧検出抵抗から僅かずつ電荷が抜けるが、サイリスターのゲートに通電すると抜ける速度がアップする。本来なら一瞬にして抜けなきゃいけないものが、なかなか抜けない。
 残念だが、巨大サイリスター即死の可能性が高い。

 どっちみち今の巨大サイリスターはハンダ付けで熱を与え過ぎた不安もある。くよくよせず在庫を卸そう。
 新しいサイリスターのアノードネジに2.8ミリのドリルで横穴を貫通させる。コトバで書いても写真で見せてもどうってことはないが、太さ2センチの銅棒を掘削するのはかなり大変だ。

 ここに、両側から3ミリのステンレスネジを取り付け、それぞれにコンデンサーGND極の配線をハンダ付けする。ネジは取り付け前にハンダをたっぷり載せておく。

 ステンレスは熱伝導が余り良くないため、ネジという小さなパーツを介していることでもある熱が逃げ難く、90ワットでも何とか配線をハンダ付け可能。最初はネジ込む前にハンダ付けしようと思っていたが、明らかに配線が邪魔でネジを回せなくなる。太い配線はそうそう折れ曲げられない。

 ステンレスは銅やアルミに比べると電気伝導も悪い。しかし、1センチほどネジ込めば接触面積は十分だと思われる。

 少なくとも、巨大サイリスター本体の過熱は大したことがなく、内部の素子が熱破壊って可能性はまず無いと思われる。

 本当にこんな巨大サイリスターがショート一発で壊れたとすれば、ピーク電流より dI/dt が怪しい。20ジュールかそこらしか貯めていない電解コンデンサーで8000アンペアも流れるとは考え難い。
 試験対象が不良だったたびに巨大サイリスターが壊れては、さすがにたまったものではない。どうやら安全のため回路の途中にコイルを挟まねばならないようだ。余りインダクタンスが大きいと試験対象コイルへの負荷が減って試験にならないので、最小限にしたい。巨大サイリスターのスペックと測定誤差を考えると、保護コイルは3μH程度が適切と思われる。

written by higashino [コイルガン戦車 1/35] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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