2008年5月2日(金) 15:50
取り敢えず左側の反射光が射出口に重なるようBiBOの向きを調整。これで駄目なら右側の反射光に調整し直そう。
ガムテープを剥がしてキャビティーを取り外し、ヒートシンク台を励起用LDユニットに合体させる。久しぶりに熱線銃の電源を入れる。だが、共振している雰囲気は皆無。
そうなると続いてBiBOの向きを変えて試すことになる。その後ダメモトでOCの向きもいじりたくなる。だが、それはそれとして、「3の矢」を一部導入してみよう。
予告していた3の矢とは、ビームスプリッターのことだ。
反射光を白板で受けて位置合わせする場合、精度に限界がある。レーザー射出口の部分は反射光を投影出来ない。そもそも、直接観察に比べて反射光は桁外れに暗い。
ビームスプリッターを使えば、ビームの明るさは分割により暗くなるが直接観察が可能となり、調整精度を格段に向上させられるだろう。しかしこれはまだ2の矢に半分足を突っ込んだままである。
ビームスプリッターをキャビティー内に鎮座させれば、OCの曲面問題に悩まされずに済む。キャビティー内だけで話が完了するからだ。直接観察
(と言ってもビデオカメラなどを使う訳だが) により合わせ鏡の美麗な輝きが拝めるのではなかろうか?
ビームスプリッターはハーフミラーが使われるが、通常のハーフミラーは吸収がかなり多い。透過光と反射光と吸収光がほぼ同じ・・・3分の1は消えてしまうのだ。キャビティー外から照射するならさしたる問題ではないが、キャビティー内で光が合わせ鏡を往復している途中だと影響が大きい。
だから、ハーフミラーとして誘電多層膜を使用したタイプを使いたい。これなら吸収ロスは非常に小さい。
written by higashino [レーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
Generated by MySketch GE 1.4.1
Remodelling origin is MySketch 2.7.4