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2008年08月30日の記事

2008年8月30日(土) 18:04

市販パイプが使えない

 スペーサーの切断面は精度が必要だが、それは片側だけだ。両側とも高精度である必要は必ずしもない。となると、市販パイプの両端を利用して自前でパイプカットすれば、少なくとも2個はそれなりに精度のあるスペーサーが手に入るわけだ。
 すると続く問題は、適切な直径のパイプが買えるかどうか?となる。

 市販パイプの直径バリエーションは案外少ない。特定の直径を持つパイプはどこを探しても置いていなかったりする。
 日本で半インチ12.7ミリなんてパイプはまず買えない。13ミリで妥協するとしても、内径が13ミリのものと外径が13ミリのものが必要。アルミパイプの場合、外径12ミリや14ミリは売っているのに13ミリが売っていないという鬱な状況だ。外径13ミリはステンレスパイプにしかない。
 一方で内径13ミリは今度はステンレスパイプに品が無く、アルミパイプにしかない。外径16ミリで肉厚1.5ミリだ。

 だから内側スペーサー用途にSUSパイプを、外筒用にアルミパイプを・・・買うしかない。ところが更に問題として、内径13ミリのパイプに外径13ミリのパイプを差し込めるかどうか?を確認せねばならない。クリアランスがゼロでは差し込めない可能性がある。
 だが、いざ現物を試すと逆だった。簡単に差し込め過ぎるのだ。アソビが大き過ぎるのだ。2センチ程度差し込んだだけだと、10ミリラジアンぐらいもガタがある。これでは、全く精度を出せない。パイプを組み合わせる目的は精度なのに、その精度が出せない。これではパイプ&スペーサー方式の意味が無い。そこで再び現行方式に戻って考えると、実はアルミアングルにミラーマウントという道具立てでも精度を確保する手段がある!

 ミラーマウントは元々がレーザー装置用なので、精度はそれなりに確保されている。2個の凸レンズに同一のミラーマウントを使用してL字アングルに取り付ければ自然に凸レンズのセンターは合う。問題は2つのレンズのセンター同士を結ぶ直線を、薄ディスク結晶と垂直にする方法が無いこと。正確には、垂直になったことを検出する方法がないことだ。
 その方法があれば、パイプ&スペーサー方式である必要はない。パイプ&スペーサー方式の場合、片方の凸レンズの背面平面がセンター同士を結ぶ直線と垂直になることを利用する予定だった。ミラーマウントをそのように調整することは実は可能だ。

 2つのレンズのセンター同士を結ぶ直線は、自動的にL字アングルと平行になる。そこで、秋月グリーンレーザーをL字アングルと平行に照射し、凸レンズの背面平面に反射させればいい。反射ビームが射出口に戻るようミラーマウントの向きを調整すればOKだ。この方式だと誤差3ミリラジアン程度なら十分に実現出来る。今回は誤差を1ミリラジアン以下にしたいが、十分な準備と慎重な作業を行えば可能だと思われる。

written by higashino [レーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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