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2008年12月09日の記事

2008年12月9日(火) 17:33

収束に向かう

 3種類の厚さのアルミ板。0.5t 0.6t 0.7t だが2枚を重ねることで 1.1t 1.2t 1.3t の3通りが実現出来る。ところがOC側のスペーサーを 0.5t + 0.6t にしてネジを締め込んだところ、薄ディスク側の真鍮横棒からアルミアングルが1ミリ近く浮いてしまった。
 そこで、OC側の真鍮横棒の片側を少しヤスリで削った。これでネジを締め込んでもアルミアングルは納まり良くなったものの、秋月グリーンレーザーのビームが外れまくった位置にヒット。

 ここで気付いた。ピンホールの位置は真鍮横棒と一致していない。特に薄ディスク結晶側は真鍮横棒が梃子の支点になっていて、OC側ピンホールを動かすと逆方向に移動してしまう。
 一方のスペーサーの厚みが変化すると、もう一方のピンホールの位置が変わる。0.1ミリ単位の勝負では、バカに出来ない。

 ピンホールの位置がビームの中心に一致していなくても、余り大きな問題ではない。2カ所のピンホールの相対位置が同一であるかどうかが問題なのだ。

 例えばOC側のスペーサーが0.9ミリで薄ディスク側スペーサーが0.5ミリで適正だと判明したとする。この場合、OC側だけに0.4ミリのスペーサーを入れた方が全体の剛性はアップし望ましい。
 写真は、両方のスペーサーと取っ替え引っ替えした挙げ句の安定点。OC側だけに0.5ミリのスペーサーを入れている。

 この判断する上で、上下方向はキチンと合わせないと映像での判定を誤ると気付く。

 こっちは薄ディスク側ピンホール。
 OC側に側に比べると0.1ミリほど左に引っ込んでいる。従って、OC側のスペーサーを0.4ミリに減らすと良さそうだ。その0.1ミリの移動により薄ディスク側ピンホールも0.02ミリばかり移動してしまうが、ここまで追い込んで来ると影響は減っている。

 要は0.4ミリ厚の板が手持ちに無いからコレ以上の調整はまた明日、というだけの話だ。

 取り付けネジを締め込むと平気で0.2ミリ程度は位置が変わる。だから精度を保つには最終的にはエポキシで固めねばならない。もちろんそうすると調整が出来なくなる。後戻り出来ない決断が要求される。

written by higashino [レーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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