2008年12月10日(水) 18:01
OC側のマウントに円筒レンズを取り付け、例によってマウント向きの調整。
センターが正確に合うにつれて、向き調整の精度も上がって行く。右側の強烈な光点は、透過ビームをネジ袋で遮っているもので、本題とは無関係。こうしないと、薄ディスク結晶で反射したビームが混じって訳分からなくなる。
ところが、六角レンチを回すと反射ビームの位置が激しく変化する。ちょっとレンチをいじっただけで光点が暴れまくって調整どころではない。調べると、OC側の真鍮棒にアルミアングルを固定するネジが緩んでいた。このネジはアルミアングルを貫通してOC側のマウントを固定している。緩むとOC側のマウントまで緩む。
しっかり締め付けると、反射ビームも安定するようになった。
最初は薄ディスク側にはスペーサーを入れず、こっちだけに0.4ミリのアルミ板をスペーサーとして挿入。しかし補正が十分ではないようなので、アルミ板を0.3ミリ厚に交換。これでかなり良い感じになった。
アルミ板も 0.3t 0.4t 0.5t 0.6t 0.7t と揃い、2枚重ねを使えば 1.3t まで自由に設定できるようになった。
薄ディスク結晶側ピンホール。
OC側に比べると秋月グリーンレーザーから6センチばかり遠く、着弾ビームが僅かに広がる事実を考慮せねばならない。その上で、ほぼ誤差0.1ミリは実現出来ていそうだ。だが、本当に最後の追い込みやるにはピンホールが着弾ビームの中心付近に来て欲しい。特に6センチの距離差は無視出来ない。中心からズレたビームで比較するのは、最後の最後で無理を感じる。
そうなると、レーザービームを0.4ミリほど左に移動させるか、スペーサーをそれぞれ0.4ミリほど追加するか2者択一となる。
現状では調整用ビームが神のごとき安定性を保っているので、出来ればいじりたくない。往復1メートル半でピタリと射出口にビームが戻っているし、気温や日を改めても安定している。また、薄ディスク結晶のド真ん中に照射出来ている。つまり、ピンホールは薄ディスク結晶のド真ん中から0.4ミリほどズレているわけだ。ピンホールを動かす方が理にかなっている。
written by higashino [レーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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