2008年12月15日(月) 17:14
残存作業は、
1)平面OCをマウントに取り付け、秋月グリーンレーザーで向き調整。
2)2枚の凸レンズをマウントに取り付ける。
3)全体を通して秋月グリーンレーザーを往復させOCの向きを微調整。
4)BiBOマウントをネジ止め。
5)キャビティーを励起LDと合体させる。
というだけだ。やろうと思えば1日で一気に終了させられる。ところが、そもそも最初の1)が出来ないという次第。
また、最後まで持ち越した宿題が3)である。2枚の凸レンズのセンターは誤差0.1ミリのオーダーまで追い込めているはずだが、それでも誤差はある。また、製品としての凸レンズ自体にも〜0.05ミリの偏芯がある。ただ、総合的な誤差が0.3ミリ程度に収まっていれば、OCの向きを変えることで打ち消せる。
ただし、OCの向きで誤差を打ち消すには、OCをどちらに動かせば良いかが分からねばならない。動かすべき向きをどうやって知るかが分からない。有る程度まで誤差を小さくした光学系を組み立てれば、調整用レーザーの反射具合から「完璧な合わせ鏡」が成立した瞬間の変化を認知できる「かもしれない」と一縷の望みを託した。だから最後まで持ち越しにしたのだ。
もし、そんなものは認知不能だということになれば、改めて1)を行い純粋な調整精度だけに頼って共振に挑戦することになる。
YAG基本波を全反射する1インチの平面ミラーというのは、レーザー専用光学パーツの中では最も入手の容易な部類に属する。だから行方不明になっていても、再度購入すれば実験は進行出来る。しかし明らかに部屋のどこかにあるものを買い直すのは癪だ。それに、海外調達になるから一定の日数を要する。カネだって掛かる。
となれば季節柄の大掃除でも行いながら、部屋の中を探すのが一考だろう。
written by higashino [レーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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