2009年1月17日(土) 18:13
元祖エネループ4本仕様のコイルガン充電器と、ラジコンバッテリー仕様のコイルガン10充電器。両者を合体させて
TLP250 という新たな味付けを行い、エネループ6本仕様の新コイルガン充電器を設計した。
過去に数限りないトラブルを乗り越えて完成度を高めて来た。ラジコン搭載機器は非常な信頼性が要求される。携帯ガンであればトラブルがあってもモノは手元にあるから即座に対応できる。だがラジコンは離れた場所を走っているので、煙を吐いたりされても対応が遅れる。トラブルを起こしてはならないのだ。特に問題なのは、正常ではない状況における耐性。例えば、バッテリーが電圧降下を起こしたり切れ掛けて不安定になっても動作が安定しているか?
上3つのショットキーバリアダイオードは、電源を切る瞬間の電圧降下からオペアンプを保護するために入っている。コンデンサーの充電電圧をモニターする端子とバッテリーのうち、電圧の高い側がオペアンプに供給される。
下のショットキーバリアダイオードは、フライホイールみたいなものだ。コイルに電流が残っているうちに
J607 がOFFになってしまった場合に、回路を確保する。
充電器の基本制御を行っているのは MC34063 であり通常は信頼できる。だが、電源が不安定になると信頼出来なくなる。だから、通電を停止するのに
MC34063 の機能を使っていない。オペアンプとFETで回路を切るという荒技に出ている。さもないと、ローバッテリーで充電器が暴走し際限なく出力電圧がアップするなんてコトも起きるのだ。
MC34063 の通電停止機能は外部の PIC から充電器を停止するために流用。
オペアンプの1回路は、充電完了を PIC1 に知らせるために使う。
written by higashino [コイルガン戦車 1/24] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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