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2012年05月29日の記事

2012年5月29日(火) 21:10

ダミー負荷は必須

 PAH350S24-48 の入力側には電解コンデンサー220μFが2並列で入っている。今回そこに積層セラミックコンデンサー220μFを1セット追加した。
 ボリュームを回して出力電圧を上げると、相変わらずの不安定化が始まった。だが、明らかに入力側のノイズは小さくなっている。
 この段階では、副PICによる出力電圧表示は初期の91Vよりも下がっている。だが、電流表示は少し上がっている。謎だ。

 ノイズ振幅が最大となる電圧でも、やはり入力側ノイズは振幅が小さい。完全には効果がないものの、明確な効果がある。
 これを見ると、どうやら出力側もセラミック化した方が良さそうだ。

 だが、入力側のノイズを減らしてもそれだけでは出力側のノイズが減らないことも判明。負荷と出力電圧の組み合わせによって、PAH350S24-48 には苦手な領域があるようだ。ここから更に出力電圧を上げると、負荷は増えるにも関わらずノイズは綺麗に消滅する。
 重要なのは、最大負荷の近辺でノイズが出るかどうか、である。

 旧レーザー銃で、出力調整しながら光出力200ワット近辺になると不安定化した。
 このコンバーターは低負荷に不安定領域を持つようだが、レーザー銃の定格近辺にも不安定領域を持っている可能性がある。前者は無視しても、定格に余裕があるから何かが壊れたりしない。だが、後者は致命的。
 最上段の固定電圧出力コンバーターを29Vから36Vへと引き上げたので、不安定領域を定格外に放り出せたかもしれない。代償としてレーザー銃が超低出力を出せなくなるが、それより最大出力で安定する方が重要だ。安定するかどうかは実際に試す必要ありだが、現状では外部電源の容量不足で最大出力を出せない。積層セラミックコンデンサーを追加しても、そっちの限界は変わらない。

 いずれにしろ信頼性を確保するには、いろいろな条件下で実際に試験せねばならない。現実の製作物は、机上では予想できなかった挙動をすることがある。ダミー負荷はその試験に極めて役立っている。半端領域での不安定化など、旧レーザー銃での謎だった現象も再現した。
 PICの制御プログラムをデバッグするという当初の目的以前の段階で、既に大活躍だ。作って良かったし、今後も必ずダミーレーザーダイオードは製作すべきであるということも分かった。

written by higashino [ファイバーレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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