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2013年05月07日の記事

2013年5月7日(火) 21:04

巻き数を変えて

 同一条件で長さ5ミリのコイルを作り直すというのは非常に難しい。そこで、初期状態の160回巻きから10回ずつ解くことにより、巻き数を変化させた場合の挙動を調査。
 コイルを解いて端子にハンダメッキを施したら、最初にインダクタンスを実測。パチンコ玉を装填した場合と、していない場合の両方を測定。装填すると鉄芯を挿入したのと同じで、インダクタンスが増大する。これは微妙に厄介で、最適放電パターンは装填状態で決定せねばならない。ところが、装填しないとインダクタンスが小さくなるので、最大電流が増大する。
 普通に射撃していると壊れないコイルガンが、空撃ちしたら壊れたというトラブルもありえる。それだけが理由ではないが、コイルガンではプロジェクタイルが装填されているかどうかを検出しインターロックを掛けることも珍しくない。

 インダクタンスの実測は、電流が設計値を超えないよう保証するためにも重要。
 400μFのコンデンサーを330Vに充電。テスターだと前回より0.2Vほど低下しているが、充分に安定している。充電回路ではなくテスター側の、経時変化の可能性もある。IGBTのON期間は、500μ秒固定。
 現状の放電回路では、インダクタンスが120μH以上あれば安全と考えられる。

巻き数 空芯インダクタンス パチンコ玉インダクタンス 500μ秒放電
160 700μH 814μH 低速発射
150 578μH 675μH -
140 509μH 599μH -
130 426μH 504μH -
120 353μH 419μH 低速発射
110 293μH 353μH -
100 249μH 302μH 低速発射
90 193μH 235μH -
80 147μH 181μH やや高速に

 巻き数120の時点でインダクタンスが半減したので、発射してみる。弱弱しい。飛距離が1メートル余りなので、初速は秒速5メートル前後。見た感じ、最初の160回巻きと殆ど変わらない。低速過ぎるため、弾速計が使えない。
 100回巻きでまた、射撃。これまた同様の勢い。

 巻き数半減の80回時点で、まだ120μHを上回っているが再度射撃。今度は掌で受けた感触として、少し高速になった気がする。すぐ銃口からパチンコ玉を初期位置に転がり戻し、今度は飛距離を見ようと思ったとたん、コイルから煙が上がった。慌てて電源を切る。

written by higashino [コイルガン戦車S] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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