2016年7月11日(月) 22:17
壁走り系の裏技が使えるレースゲームでは、人間が実機で実行するのは十分に可能だが長時間持続させるのは困難というのが一般的だ。
PSリッジのサイレントドリフトもこれに似ていて、人間が実機で実行するのは十分に可能だが長時間速度を上昇させ続けるのは困難である。
仮にSDに時間制限が無かったら、壁走り系と同様でSDの速度を上げまくりSDも持続させまくりというTAS動画になったことだろう。幸か不幸かナムコがドリフトに時間制限を設けておいたおかげで、SDは数秒しか使えず、人間とTASでそこまで極端に違ったプレイにならない。
さて、プリヘアピンを少しだけ余裕を持って抜けるパターンを使い、ヘアピンに向かうシケイン突破パターンを調べる。
シケイン前の走行ラインがまだキツいので、うまく加速できない。
ここで活躍するのが、SD最速化探索スクリプト。
シケイン突破直前から実行させ、SDの速度を上げることだけをひたすら追求する。ここでは効果が絶大で、340キロ近くまで加速して第1チェックポイントを通過。
この時点で、作り直し前より0.07〜0.08秒速い。
そして難関ヘアピンを抜けるパターンで最速を選ぶと、作り直し前より完全に0.1秒早くなった。
だが、この後がどうにもならない。岩に接近し過ぎていて、続く左コーナーを曲がれない。いや、曲がるだけなら可能だが、問題はSDだ。ある程度左にハンドルを切っておかないと、SDが終了してしまう。しかし、SDが終了しないほどのハンドルを切れば、岩に突っ込んでしまう。
ヘアピンを抜けた後でSDを持続させられるほど左ハンドルを切っても岩にぶつからない。それだけの余裕を持った抜け方をしなくてはならないのだ。
十分な余裕がある抜け方の中での、ヘアピン抜けのベストはどれか?
それを探さねばならない。部分最適だけ追求すると、その後で破綻する。それはレースゲームなら当たり前で、後のコース形状を考慮に入れたうえで目の前のベスト走行ラインが決まる。
だから、レースゲーム慣れしていないと、レースゲームのまっとうなTASは作れない。
結局のところ、少し遅めのヘアピン抜けをしなければタイムアタックにならない。だから、作り直し前より0.1秒早くなったというのは幻である。目先の最速に飛びつけば0.1秒早く出来ても、それでゴールには辿り着けない。
では、少し遅いものを具体的にどうやって選別するか?
あれこれ試した結果、ヘアピン抜けに時の最低速度に注目した。
抜けた後の速度と、ヘアピン抜け時の最低速の両方をスクリプトで出力する。最低速が遅過ぎると話しにならないので、作り直し前のヘアピン最低速よりは速いものだけを出力する。
そして、速いものから順に「ヘアピン抜け後のSD最速探索」スクリプトに放り込む。
岩壁に突っ込むかSDが早期終了するかの二択である場合、スクリプトは「解無し」で比較的短時間で終了する。
written by higashino [ゲーム] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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