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2020年11月09日の記事

2020年11月9日(月) 20:38

非力コンプレッサー

 これが、アシストガスというかアシスト空気の噴射に使用する、コンプレッサーである。サイズが分かるよう、A4の本と並べてある。

 タンク容量4リットル、重さ10キロ余り。かなり重いが、コンプレッサーとしては最小の部類に属する。これなら、それほど邪魔にならない。
 非力だが、本格的なコンプレッサーは大き過ぎて重過ぎる。要はパソコンにおけるモバイルノートみたいなもので、性能が低いことは承知の上で、その性能を前提条件としてシステムを構成するわけだ。

 実際に動作させると、音は相当に大きい。それでも、コンプレッサーの中では静かな部類である。やはり、本格的な強力コンプレッサーなど、都会の市街地では実用にならない。これぐらいが、ギリギリ限界だ。
 都会の住宅の一室に、「鉄板を切れる」レーザー加工機を家電製品のように置いて楽しむ。そういう一種とんでもない野望に向けて、一歩を踏み出す。

 レーザー銃自体が、徒歩で自由に持ち運べる完結システムだが、レーザー加工機として流用することも想定した作りになっている。

 さて、最終的にはデーターに基づいて自動切断してくれる加工機を目指すのだが、まずはテーブルドリル的な装置からである。何しろ、アシストガスの必要条件が不明だし、有効な切断速度も不明。最低限ステンレスの厚さ1ミリは切断できる能力が欲しいが、それ実用になるかどうかも不明。
 つまりは実験により基礎データーを得る必要があり、そのためのテーブルドリル型だ。この過程は飛ばすつもりだったが、中華フライスの納期が長いことと、余りにピッタリな仕様が見つかったので決行することにしたのだ。
 レーザー加工機を自作している人間は多いものの、ステンレス板を切断するような自作記事はどこにも無い。当然ながら、アシストガスの機構も参考にできる前例がない。プロの情報なら幾らでも転がっているが、そんなもの自作できない。

 コンプレッサーで単純にエアーを噴射してみたところ、エアーの消費量が想像より遥かに多いことが判明した。3秒も噴射したら圧力半減で、適切な圧力を見つけて2秒噴射したら10秒待つという感じ。その間、コンプレッサーは常時運転でエアーを溜め続ける。最小サイズのコンプレッサーに無理をさせる状況で、まるで過剰に小さな筐体に収めた極悪レーザーポインターである。照射時間の何倍も消灯しないと、オーバーヒートするやつ。
 ノズルを細くしてエアー消費量を減らすのは前提だが、それにしてもどの程度の太さでどの程度まで接近させて噴射すればアシストできるのか、実験しないと分からない。プロは最初から充分なガス供給能力を確保しているから、参考にできない。

 アシストガスの間歇使用が不可避と確定した場合、通常のCNC系制御アプリは使い物にならなくなる。レーザーの連続照射時間にも制限が生じ、次の照射までの休憩時間も長いからだ。つまりは、制御ソフトも自作することになるだろうが、それは最初からそのつもりである。ブラシレスモーターを動かすのに市販ESCの制御だけ乗っ取ったように、市販中華加工機を流用しても制御は自前で行う。
 DIY用パーソナル加工機に、生産性は要求されない。ずっと止まっていて時々動くだけで、のんびり切断。それで別に困らない。それより、安いとか場所を取らないとか、そっちの方が重要だ。

written by higashino [レーザーカッター] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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