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2021年07月14日の記事

2021年7月14日(水) 22:19

レーザー銃でロウ付け再び

 3枚重ねする板には、共通位置に穴を開けてある。この穴に直径0.8ミリの銀ロウ線を通してからレーザーで加熱しようと考え、0.8ミリのドリルをピンバイスで使ってみた。だが、ステンレスが固くて回転させられない。力を入れると、ドリルが折れ飛んでしまった。
 0.9ミリのドリルも、1ミリのドリルも無理。

 細いドリルはステンレスを削るのに、強度が足りない。
 止むを得ず、2ミリのドリルを使用。これでは太過ぎるため、3〜5ミリに切った銀ロウ線を穴に3本突っ込んだ。

 穴にレーザーを照射すると、いい感じにロウ材は溶けて流れた。

 だが、確認するとロウ付けできていたのは上の2枚だけで、一番下の1枚にはロウ材が回っていなかった。穴が太過ぎて、ロウ材が埋め切れなかったようだ。
 しかしこの仕上がりを見ると、ロウ材を穴を突っ込んでおかなくてもロウ付けは成功したと思われる。以前レーザーでロウ付けした時は、それでは成功しないっぽかった。違うのは、ワーキングディスタンス。前回はビームスポットが2〜3ミリになるよう照射したが、今回は1〜2ミリに集中させている。

 厚さ1ミリのステンレスをロウ付けする場合、レーザーの適正な光出力は100ワット前後。その出力でステンレス板を加熱すると、スポットが2〜3ミリでも1〜2ミリでも温度上昇は大差ない。しかし、レーザービームが当たっている部分のエネルギー密度は大きく違う。
 結果としてスポットが小さくアネルギー密度が高いと、後からロウ材をあてがってもロウ材がスムーズに溶けてくれるのだ。ちょっとレーザー銃によるロウ付けのコツが分かった気分。

 金属の輪が浮いているのは、照準用可視光レーザーが故障したのでビーム位置の目安を得るため。

 裏返して穴にロウ材を突っ込みレーザー照射すると、無事に3枚目もロウ付けできた。

 加熱時間が少し過剰だった感はあるが、3枚重ねの隙間にロウ材が染み込んでいるのが分かる。強度は、充分だ。

 穴と反対側のロウ材は、旧来のようにロウ付けしたい部分にロウ材の切れ端を寝かせ、ワックスを盛った。そして、その上からレーザー照射。
 その方法だとロウ材は確実に溶けるものの、ロウ材が流れる位置をコントロールし難い。ロウ付けとして役立ったロウ材はごく一部だけで、殆どは強度に寄与しない空間に溜まって無駄になった。

 結論として、レーザーを1〜2ミリに小さく絞って光出力100ワットで照射すると、かなりいい感じにスポットをロウ付けできる。
 だが同時に、1ミリのビームを的確に照射したい場合、同軸可視光レーザーが無いのは途轍もないハンデだと実感する。可視光レーザーで照準できれば、ハンダゴテと大差無いノリでロウ付けできそうな気がして来た。
 だが照準できないと、余りにも使い勝手が悪い。両方経験すると、その差は信じられないほどだ。

 もはや、同軸レーザーを通せない「炭酸ガスレーザー」には何の魅力も感じない。

written by higashino [Sタンク 1/16] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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