2022年3月4日(金) 21:20
これは、Sタンク製作のための図面である。折り曲げるための切れ込みを入れたい部分が、点線データーになっている。これで切り出し、点線状の部分を照準用レーザーポインターがなぞるように位置を調整。出力を落としたレーザーを手動で照射することにより切れ込みを作成という皮算用である。
面倒臭いが、何とか運用回避できそう。
ところがこのデーターを g-code 化しようとしたところ、Fusion 360 が頑として加工順番を無視しやがる。点線状の部分を先に切断し、最後に周囲を切断しなければならない。さもないと、部材による位置保持ができなくなり、加工位置が狂う。
どうやっても周囲を最初に切断しやがるので、仕方なく点線部分を周囲を別々に g-code 化。手作業で編集し合体させてみた。すると、意図通りの順番で加工される g-code が無事に出来た。ちゃんと動作するかどうかは、レーザー電源を入れない状態の Candle で確認している。
だが、あっさりと合体できたことで気付いた。
望む位置にヘッドを通常速度(毎分500ミリ)で移動させるのは、簡単なのではないか?
ならば原点にヘッドを通常速度で移動させる g-code だって、簡単に書けるのではないか?
試しに、最後の Z1 の後に X0 Y0 と挿入してみた。すると、切断完了後の原点復帰が通常移動になり、異音を発することなく正確にヘッド復帰できた。
これは同様に、開始時の移動も通常速度に出来てしかるべきだ。
結論としては、G0 を G1 に書き換えるだけで良かった。いや、あと S600 M3 は削除。
こうして、あっさりと異音問題が解決。2パス加工も可能となり、切れ込みを手動で頑張るようなことも必要なくなった。
ただし、最初に妙な座標エラーが出る。無視するとツールパスがおかしくなり、しかし2回め以降はおかしくならない。いろいろトリッキーなことやってるので、ある程度のトラブルは仕方ない。
written by higashino [レーザーカッター] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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