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2006年5月14日(日) 10:56

レーザー兵器

 新兵器が到着した。ガルバノメーターだ。レーザーに興味が無い人間は「それ何?」と言いたくなるだろう。
 早い話が、レーザーで文字や図形を描くための装置である。

 レーザー光線を鏡で反射させ、その鏡の角度を高速で制御することで光のお絵かきが出来る。鏡を動かす物理的装置をガルバノメーターと呼び、ガルバノメーターを利用してレーザー光線を制御するのがガルバノメーター・スキャナー。

 写真はスキャナー基板と電源である。
 下部の9ピンコネクターにガルバノメーターが2つ接続される。レーザー光線を横に振るためのミラーと縦に振るためのミラー。2つのミラーで反射させることにより、2次元の図形を作れる。

 レーザーお絵かき装置は日本でも手軽に入手出来る。ヤフオク覗けばほぼ常時売られている。だが、クラブや結婚式場で演出に使われるそれらのレーザー照明装置は大抵の場合、文字を描くことができない。単純な図形を描くのがせいぜいだ。
 安価な装置は鏡の位置を正確に制御出来ないし、高速に制御することも出来ない。それでは文字は描けない。これに対し、自分が入手したのはプロのレーザーショーにも使用可能な性能の品である。最高性能ではないが、そこそこの値段でそこそこの性能。26Kと言えば分かる人間には分かる。

 ガルバノメーターの高級機種はILDAという規格に準拠している。安い機種は準拠していない。これだけで簡単に見分けることも可能だ。もしヤフオク等でガルバノメーターが出品されているのを発見したら、ILDAに準拠していますか?と訊くのが一番早い。
 ILDA標準信号は左上に写っているコネクターから入力する。与える電圧で鏡の位置を決める。つまり、このスキャナーを実際に稼働させるためには、文字や図形を電圧の変化として与えねばならないのだ。この基板があってもそれだけでは何の役にも立たない。
 今年7月の某イベントで使用したいので、それまでには自在に文字を描けるよう頑張りたい。プラスマイナス15Vで1Aだから、バッテリー動作化は容易だが、初期目標のイベントはAC電源が使える場所で行われる予定なので紐付きで動かす。

 レーザー砲と同様だ。バッテリー動作による持ち運び可能化は常に頭に置いた上で、まずはAC電源紐付きでの実用化を目指す。

 これがガルバノメーター。同じものが2つ付属している。
 ラジコンのサーボを超高性能にしたような品で、回転軸に小さな鏡が付いている。幅5ミリで長さ1センチ。大きな鏡は振る速度が遅くなり性能が落ちる。

 鏡は小さいがレーザー用の特製だ。そこらで売っている鏡と異なり、反射率が高く平面度にすぐれ、何より表面鏡である。反射面がガラスの奥ではなく表面に存在している。この鏡1つでも入手は面倒だしそれを取り付けるのはもっと面倒だ。
 既製品が楽である。

 ちなみに、鏡は光出力10ワットまでのレーザーに耐えるとされている。

 ガルバノメーター・スキャナを自作している人もいる。自分もネットの情報を参考に自作するべく入手難のパーツを特注で手に入れたりもしたのだが、結局既製品の購入に落ち着いた。
 自作は極めてこまかく微妙な作業を強いられる上に、既製品未満の性能しか出せそうにないからである。自分が現在苦労して建造中のレーザー砲は、完成すれば市販品では絶対入手不可能な品と言える。据え置きのゴツいレーザー装置ならともかく、自由にどこにでも持ち運べる装置としては最強となる(予定)。
 しかしガルバノメーターは苦労して自作しても市販品には勝てそうにない。馬鹿馬鹿しい。

 そもそも自作はかなり大変であり、いざ実行出来る者は皆無に近いだろう。まだ、ILDA準拠の品を制御する実用的方法の方が需要あるのではなかろうか?

written by higashino [ガルバノメーター] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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