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2008年1月29日(火) 17:34
赤レーザーが届いた。
スペックは波長650ナノで光出力200ミリワットという、ありふれた品である。200ミリワット級ならDVDレーザーを製作する手もあるが、DVD用は波長が長く、大抵は670ナノくらいになる。そのため、パワーはともかく明るさはいまいち。 用途がガルボであり、モノを燃やすことではない。従って、大切なのはパワーより見た目の明るさだ。 ・・・などと書いたが既成品最大の価値はコリメート光学系にある。半導体レーザーを輝かせるのは簡単だが、光学系を自前で用意してシャープにコリメートするのは非常に苦労する。
レーザーダイオードとしてのスペックは、2.2Vで330ミリアンペア。5V安定化電源で動作させるために計算すると・・・100Ωを12本並列して電流制限してみる。1/6ワット品なので合計2ワットと十分に耐えられるはずだ。 DAC-AH から5Vをいただいてみる。パワーメーターでは199ミリワットを示した。思い切り想定通りに輝いている。
黒共立改と一緒に照らしてみる。532ナノは肉眼では8倍明るく見えるので、赤なら500ミリワット近くに匹敵する。また、肉眼は暗くなると赤の感度が落ちるため、見た目の差は更に大きくなる。 緑に比べると、赤は光跡が薄くしか見えない。
2色のレーザーを同じ場所に反射させると、黄色になる。 しかし、肉眼ではかなり緑に近い・・・黄緑に見える。やや力不足ではあるが、何とか黒共立改の相棒は勤まりそうだ。
赤の照射点は、土星を真横から見たような横筋が入っている。これは、半導体レーザーをDPSSではなくダイレクトに使用した場合の特徴でもある。
written by higashino [ガルバノメーター] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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