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2008年2月19日(火) 17:23

緑出力調整

 比視感度は532ナノと650ナノで8倍違うとされる。しかし、今回採用したレーザーは赤の光出力が緑の4倍しかない。そのため、見た目は緑の方が遙かに明るい。混合しても黄色というより黄緑になってしまう。
 赤の半導体レーザーは200ミリワットまでは幾らでも転がっているが、それを超えると急に入手困難となる。DVDレーザーには更に強力なものがあるが波長が長くなるため見た目は明るくならない。そうすると、解決策は緑を暗くすることだ。携帯レーザーディスプレイの場合、40〜50ミリワットもの光出力が出なくても使い物になる。10〜20ミリワットで十分な表示能力がある。そして、DPSSグリーンを暗くするのは極めて簡単。電流制限抵抗を大きくすれば良い。

 とは言え、せっかく明るく表示出来るレーザーを暗くして使うのも癪ではある。1つの解決策は、赤と混合する時だけ暗くして、単独照射時はフルパワーを出すというもの。
 緑出力にPICの出力を2本使う。それぞれにトランジスターと電流制限抵抗をセット。PICはデコード役なので緑が単独出力されるか混合の黄色で出力されるかはっきり分かる。混合時は一方のトランジスターだけ通電し、単独時は両方のトランジスターを通電すれば良い。

 無駄は無いものの、PIC基板とグリーンレーザー付属抵抗の両方が作り直しとなる。それに、緑が赤より遙かに明るく見えるという問題は残る。

 第2の案はずっと以前から腹案だったもので、単純に新たな電流制限抵抗を追加する方式だ。

 R1は既存のまま。PIC基板もそのまま。両者の間にFET付きのR2を挿入する。
 FETが導通すると電流制限抵抗はR1だけとなりフルに輝く。FETがOFFになると、R2が電流制限に追加され緑は暗くなる。FETはPICで制御したりせず切り替えスイッチで設定しようと考えている。通常はスイッチを切り、緑が暗い状態で使う。スイッチを入れるとグリーンブースト。

 屋外で壁に投影すると、壁の反射率によっては赤が明るいこともある。木材など赤が強調される壁の方が多い気がする。そんな場合や周囲が明るく色バランスよりレーザーの明るさを優先したい場合にグリーンブーストという運用だ。
 黒共立改はハンドヘルド・レーザースキャナー用としてはパワーに余裕があるので、通常はハーフパワーで使ってもいい気がする。発熱が抑えられ信頼性の面でも有利だ。

 いずれにしろ、設定すべき抵抗値は実際の輝きを見ながら試行錯誤することになる。

 わざわざFETを使わなくても、R2と並列に機械スイッチを入れれば済むように思える。しかし、レーザーに通電する回路を長々と引き回したくない。実験室ではなく実用品の場合、スイッチ1つ取っても使い勝手の関係から設置したい位置が制約される。FETを介せば好きな位置に切り替えスイッチを設けられる。
 また、R2を固定ではなくボリュームにすれば、緑の強度を無段階で変えられて便利に思える。ところが、適切なボリュームが無いのだ。欲しいのは10〜20Ωだが市販のボリュームはせいぜい100Ωまで。黒共立改にフィットするような低抵抗値のものがない。

written by higashino [ガルバノメーター] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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