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2006年5月14日(日) 02:07
共振器の固定を緩めて、15W励起で位置を変えてみた。しかし、15Wにすると共振が極端に弱くなる現象に変わりはない。
1W以下の励起では、1064nmの撮影でYAGレーザーが放出されているのが良く分かる。3ミリ位のスポット状の光りが伸びている。肌の弱い部分にほのかに熱を感じる。
この状態でLBOを差し込んでもグリーンは出ないが、角度を調整すると弱いグリーンが放出された。どうやら15W励起でなくてもグリーンレーザーは発振させられるようだ。その状態で15W励起にすると一瞬ピカっと光って弱くなってしまう。症状は変わらない。
ふと思い付いた。スプレー式のブロワーを逆さにして生ガスを噴出させると、冷却効果がある。少々荒っぽいが、15W励起にしてあちこち冷やしてみた。結果は予想外だった。さすがにミラーにはガス噴射していないが。
Nd:YVO4結晶周囲のヒートシンク、共振器、コリメートレンズ、それにLDアレイ本体・・・どこを冷やしても共振光の状態に全く変化が見られない。1W以下の励起ではどこを冷やしても安定して力強く共振しているし、15W励起ではどこを冷やしても駄目。その冷えた状態で1W励起に落とすと、強加熱時間に応じたタイムラグの後で共振が復活する。
自分としては結晶周囲を冷やせば15W励起で共振するのでは?と期待していたのだ。
だが、良く考えると結晶を冷やして結晶中心部の温度が下がっても、結晶内部の温度勾配は変わらないんじゃないか?だとすれば熱レンズ効果は殆ど解消されないのでは?
いよいよ共振ユニット新造に追い込まれつつある。
現状より共振長を伸ばすのは避けたい。となるとパーツを最大限流用するにはLBOを共振器内部に置くのを諦めねばならない。
ところが、今回はLBOを共振器内部で手持ちのまま向きを微調整しただけで1W励起でグリーン発振に成功した。だが、LBOを外に出してYAGレーザーに晒してもグリーンは出なかった。共振器内部の方がYAGレーザーの強度が上だし、ビームも絞られているはず。SHGには遙かに条件が良い訳で、LBOを共振器の外に出したくない。
となれば今のパーツでは手詰まりだ。
ちなみに、LBOの向きを反対にしてもグリーン発振した。
今の共振器はこのまま取っておいて、ジグザグスラブを試してみるか。それはそれで難問が多そうだが・・・
written by higashino [レーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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