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2006年5月14日(日) 02:10

シミュレーション

 ジグザグスラブは調整が難しいので使用に踏み切るには決断がいる。
 本当に共振構成出来るだろうか?

 赤のレーザーポインターを使って共振のシミュレーションやってみる。こいつはごく穏当な<5mWの品で、実出力は2〜3ミリワットである。
 スラブの長軸と平行に入射させると、ほとんどそのまま貫通してしまった。端面に斜め入射しているから屈折するはずだが、恐らくこの状態ではブリュースター角に近いのだろう。
 理屈上はどうあれ、ジグザグに光が走ってくれないのは確か。

 僅かに入射角を変えると、スラブ内部をピンボール暴走みたいに光が跳ね回った。これでは共振器を構成出来そうにない。

 この角度だと光がスラブ内部を4回反射して反対側から出ている。
 かなりいい線だが、無駄な反射があちこちに見られる。
 入射光が少しでも左右に平行移動すればスラブの角に光がぶつかりそうだ。
 これでは共振しても安定性に欠けるかもしれない。

 ↑から僅かに角度を変えたところ。射出時に光がスラブの角にヒットし、あさっての方向に暴発している。
 ジグザグスラブのミラー位置や角度は恐ろしく調整がシビアだと想像される。

 ここでやってるようなシミュレーションを試したのは初めてではない。やる度に余りの調整の微妙さにやる気が失せてしまっていたのだ。共振器を完成させる自信がない。

 スラブ内部を6回反射するこの入射角がベストっぽい。もしかすると4回反射の方がいい可能性もある。実際にやってみなくては分からない。
 やってみるには、ある程度ミラー位置などを自由に変えられる実験用共振器を考えねばなるまい。
 コリメートレンズと干渉せずこのような光路を持った共振器をどう造れば良いのか、結構悩ましい。

written by higashino [レーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(3)] [TB(0)]

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Comments

『Re: シミュレーション』

結晶の素性がよく分からないのですが、おそらく正しい使い方としては結晶の入射面に対して29度あたりで用いるものではないかと思われます。つまり画像ファイルで言うと右下から入射して左上にビームが進む向きです。

written by 中の人

『Re: シミュレーション』

 レーザーポインターで試してみたのですが、右下から入射させても光がうまく結晶内部をジグザグに走ってくれないんですよ。
 ま、これから造るのはあくまで実験炉であり、うまくレーザーが発振するための条件を探るのが製作目的なので、あれこれ試してみます。

written by IDK

『Re: シミュレーション』

入射面に対して29度あたりで使うと結晶と平行にビームが一直線に走りませんか?
ぱっと見た目、ジグザグスラブ用の結晶ではなくてブリュースターカットの結晶のように見えるのですが。

しかし、謎なのが結晶長が15mmということです。横から数十ワット級のLDを1個で励起するには長すぎるし2個で励起するには短すぎるしちょっと考えただけでは思いつきません。

written by 中の人

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