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2006年5月27日(土) 19:52
DPSSヘッド両側のレールはワッシャーを使わずにネジ止めしたらうまく行った。もともとネジ穴には僅かに余裕があったのだ。ワッシャーの直径が大きくて位置決めを邪魔していた。DPSSヘッド自体も無事に電流が復活。 でも、共振しない。
そもそも2枚のミラーが平行になっているかどうかが定かではない。 共振させるためにはDPSSヘッドとリアミラーの間隔、DPSSヘッドとOCの間隔、リアミラーの向き(2自由度)、OCの向き(2自由度)とパラメータが4つあり自由度は6もある。それらすべてを適切にセットしないと共振しない。 ここまでパーツが揃っていれば明日にでもYAGレーザーが発射されると感じるだろうが、実はここからが本番なのかもしれない。
腰を据えて安定条件を勉強してみるべきだな。
レーザーに興味があれば基本原理は誰でも知っているだろう。励起されたレーザー媒質を挟んで合わせ鏡を作れば、鏡の間を往復する光だけが誘導放出で増幅される。 しかし自分は、合わせ鏡さえつくれば誘導放出は発生するものとばかり思っていたのだ。安定条件という概念の存在を知らなかったのである。それは、かなり多くのレーザーマニアも同様ではなかろうか?
共振器を作るのはそれほど簡単ではなかったのだ。光軸合わせや向き合わせも大変。YAGレーザーではアライメント調整中につい面倒になって肉眼を使ってしまい、目に損傷を負う事故を良く聞く。どうしてそんなに調整作業を面倒に感じるのか不思議だったのだが、やってみて分かった。確かにこれは猛烈に面倒だ! 少しでも試行錯誤の範囲を減らすには、共振器の安定条件を調べるべきだ。
モチベーションの無い勉強は辛い。実際、安定条件という概念があることを知っても、殆どのレーザーマニアはわざわざ数式を理解したいとは思わないだろう。しかし自分は思う。それは別に自分が勉強好きだからではない。目の前に共振を待っている装置が鎮座しているからだ。これまで作って来た装置が、勉強のためのモチベーションとなっているのである。やっぱり自作という行為は有用だ!
written by higashino [レーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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