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2012年11月3日(土) 19:12
バングラデシュで、電動リキシャが大人気というニュースをNHKでやっていた。 リキシャとは人力車の力車。三輪自転車タイプの庶民の移動手段が、急速に電気自動車に置き換わっている。バングラデシュは日本以上に人口密度が高いため、長距離走れないが短時間の加減速に強い電気自動車が向いている。しかも、インフラとしてガソリンスタンドより電気の方が普及していて、家庭用コンセントで一晩充電というのが手軽なのだ。
しかし電動リキシャの外見は、昭和初期のテイスト。電気自動車と聞いて思い浮かぶような、未来的デザインではない。そこのアンバランスさが、なにかのアニメ映画でも見ているような非現実を感じる。 製造技術的には、ガソリン車より電気自動車の方が簡単だから、むしろ電動リキシャのテイストがふさわしい。製造工場なんか、それこそガレージでも可能なレベル。これで13万円とか高級戦車ラジコン並みの値段で数人が乗って公道を走れるクルマが出来てしまう。 いいよなあ・・・
おなじような商売は、明らかに日本では成立しない。売れるかどうかという以前の障害がある。 ニコニコ技術部が作ってみました、という感じのクルマが、おいそれと公道は走れない。形式認可を受け、ウインカーその他保安パーツを取り付け、もう面倒臭いこと極まりない。 日本も戦後すぐなら、こんな熱気があったはず。そしてそれは、少子高齢化という構造的問題とは関係がない。少子高齢化によって、電動リキシャが商売にならないわけではない。
日本経済、まだまだ打つ手はあるんじゃないか?
written by higashino [LIFE] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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