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2014年4月2日(水) 21:57
このネタ引っ張るつもり無かったのだが、今朝すき家に行くと、「たまごかけごはん」が216円に値下がりしていた。 本体200円、税8%で216円だ。来年予定通りに消費税が10%になれば、220円に戻る。昨日の辻褄合わないレシートは何だったのか。税額処理トラブルでオープンが遅れたスーパーもあったのに、豪胆である。
すき家と言えば、消費増税を機に牛丼を値下げするという逆張りで話題になった。 実際、牛丼の並は本体250円で、税込み270円になっている。 しかし、すき家は何でもかんでも値下げしているのではない。朝食の件といい、低価格メニューだけ値下げしている。また、店員の負担が大きくて不評の牛鍋は、冬期も終わることだし提供を終えている。 価格に敏感なセグメントに対し、価格で応えるというのが戦略だ。
これに対し松屋は、牛丼280円を290円に値上げした。この値上げ幅は常識的だろう。 吉野屋はご存知、300円に値上げ。280円に値下げする前は380円であり、苦戦していた。幾ら味に自信があるとはいえ、280円のライバルに対し380円では余りにも分が悪かった。だが、270円および280円と300円であれば、味で正当化できる差である。
価格を押し出したすき屋、常識的対応した松屋、そして味を押し出した吉野家。3社バラバラの戦略を取っただけに、どこが勝利するのか非常に興味深い。消費者としては、どこを利用してもいいのだから高みの見物だ。 蛇足ながら、朝食216円で分かる通りすき屋は1円単位になっている。次から次に客が訪れる回転の多い100円ショップでも1円単位になっている通り、レジが面倒だから10円単位にしようという思考はおかしい。値上げ単位で悩む話は良く聞くが、潔く1円単位で値段付けろといつも思う。
written by higashino [LIFE] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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