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2014年9月29日(月) 21:28

災害

 火山噴火に関連し、観測体制の貧弱さも話題になっている。傾斜計が1箇所にしか設置されていなかったとか。
 しかし、そもそも傾斜計の精度はそれほど高いのだろうか?
 センサーをバンバン設置という行為も、自分は今では異なった印象を持つようになってしまった。すなわち、センサーは精度やノイズという点で不十分なものであり、それほどアテにならない。

 マルチローターなどのセンサーはそれでもまだマシで、カルマンフィルターなり何なりでセンサーが使い物になりさえすればそれで済む。しかし、火山の場合はセンサーが完全であったとしても、それだけでは役に立たない。センサーは火山の状態を知る手がかりに過ぎず、データーだけでは火山の状態は分からない。
 人工物ではない。自然を相手にする場合、不完全な情報と推測が得られるだけだ。

 噴火にしろ地震にしろ、安全に自然災害を回避できるところまで科学は進歩していない。
 今回もし自分ならどうやって逃げられただろうかと考えると、確実な方法などない。危険を感じたら、即座に全力で逃げる・・・ぐらいしかない。これは単純ではあるが、噴火だけでなく津波(地震)でも意味はあると思う。もちろんそれで助かる保証などないが、確率の問題。そしてこれは、自分が飛行機を好かない理由でもある。飛行機が落ちそうになったら、逃げようがない。

 死ぬ確率そのものよりも、努力によって減らすことができない死ぬ確率・・・というのが恐ろしい。

written by higashino [LIFE] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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