Darkside(https対応しました)

2020年4月12日(日) 12:59

レストアできる保証はない

 ほぼ4日間、パソコンが停止していた。自分史上、最悪に大変だった。
 何が起きていたか、記録を残しておこう。

 発端は、パソコンの動きが突然遅くなったこと。
 更に、再起動時にチェックディスクが走る。これは、HDDが壊れ掛けているときの典型症状である。さっそく、最新の重要ファイルをコピーして退避させておく。既に、多数の読み取り不能ファイルが発生している。壊れ掛けているのはCドライブ(システム起動ドライブ)なので、最高の警戒を要する。
 どうせHDDの入れ替えは必至なので、この機会に起動ドライブをSSDに換装することにした。

 起動可能であり、まだHDDは完全には死んでいない。今の内に、換装することにした。
 話は簡単で、CドライブのフルバックアップをSSDにレストア。交換してパソコンを起動させるだけだ。Cドライブの使用容量は4分の1テラバイトていどなので、1テラバイトのSSDを選ぶ。

 愛用のバックアップソフトは、HD革命BACKUP11である。ソフトとしては古いが、起動可能CDROMも付属している。動作実績もある。ただし、動作は遅い。4分の1テラバイトしかないのに、レストアに一晩掛かる。この時点で、パソコンの停止が長時間に及んでしまう。
 これに限らず、ストレージの肥大化によりレストア作業に膨大な時間が必要になっているのは頭が痛い問題だ。
 ところが、目が覚めるとレストアが止まっていた。終わっていたのではない。エラーが発生していたのだ。そのまま再起動させるが、SSDからはOS起動できない。

 合計3回試したが、すべてメモリーアクセス違反で停止。レストアができない!
 こんな経験は、これまで無かった。バックアップファイルはエラーチェックしても何ら問題はなく、単にレストアできないだけだ(をい)。
 バックアップにも時間が掛かるし、レストアにも時間が掛かる。壊れてもいないのに、レストアが正常にできるかどうか試験しておく、などという手間を掛けている者は殆ど居ないのではなかろうか?
 バックアップを取るのは重要だが、それが本当にレストアできる保証はない。仮にできたとしても、想定以上に長時間を要しずっとパソコンが使えない、というのも充分ありえる。

 3回もレストアやるのを、単に待っているだけなのは無駄である。
 レストアの裏では、半壊したHDDを新品HDDに「まるごとコピー」してみた。最近はパソコン無しでHDDを複写できるハードが安く出回っているし、多くの製品では不良セクターを無視して複写できる。まだ起動可能なうちに、半壊HDDを丸ごとクローンしておく。これも、何時間も必要なのは言うまでもない。
 更に、HD革命BACKUPの最新バージョンを購入。旧製品ではエラーを起こしたが、最新製品ならレストアに成功するかもしれない。

 ところが、レストアできるかどうか以前に、バックアップファイルを認識してくれなかった。旧バージョンのバックアップファイルも当然に扱えると思っていたら、そうではなかった!
 クローン終了したHDDに入れ替えてみるが、OSは起動しない。ブートローダーが、OS区画を認識できない。これは2000時代に散々お目に掛かったエラーで、マイクロソフトはドライブを物理番号で認識している。マザーボードに接続する順番を変えると、認識できない。ドライブレターの概念と合わせ、Windows系の重大な欠陥だ。
 2000時代ならブートコンフィグが短いテキストファイルだったので、エディターで書き換えて起動させる荒業が使えた。しかし、今や編集など不可能である。

 素直にOSインストールディスクから起動させ、OS修復を行う。
 これで正しい区画が使用されるようになったが、今度は必要なファイルが見つからないようだ。やはりエラーでOS起動しない。
 止むを得ず半壊HDDをパソコンに戻し、OS起動。させようとしたがOS起動しない。「必要なファイルが存在しないか、壊れています」手遅れだった。半壊HDDが、事実上の全壊に悪化していた。クローンした段階で、OS起動に必要な致命的ファイルまで破損が及んでしまっていたのだ。
 こうして、元の環境でOSを起動させる手段が完全に絶たれた。

 ようやく諦めが付いたので、SSDにOSをクリーンインストールする。
 だが、OSは簡単にインストールできても環境を復活させるのは凄まじく大変である。これだから、Cドライブのバックアップは途轍もなく重要であり、それが使い物にならないというのは想定外もいいところ。これから何日苦闘しなければならないか、と欝になりつつ半壊クローンHDDから設定ファイル類を引き上げる。あちこち壊れているうえにファイル権限まで絡み、これがとんでもなく大変。しかし、ソフトによっては再インストールが不可能に近い難易度のものも多く、システム系ファイルは貴重極まりない。

 そうやってファイルを必死で救出しているうちに、イメージバックアップ11という別のバックアップソフトが入っていたことに気付いた。
 なぜ忘れていたかと言うと、単独起動ドライブが作成できず、今回のようにシステムドライブが死んだら使い物にならないからである。HD革命BACKUP11とは異なり、単独起動用CDが付属していない。自分で起動用CDを作らされるのだ。それだけなら多数派だが、手順に従って起動用CDを作ろうとしてもエラーが出て頑として作れない。 当時あれこれ頑張ってエラー回避に努めたが、同一症状が他になくてネットでも情報は皆無だった。
 そんな役立たずを持っていても仕方ないので使わないことにし、1年半経って記憶からも消えていた次第。

 しかし、最初に1回だけバックアップファイルは作っていた。

 半壊ファイル群の中に、イメージバックアップ11の実行ファイルも含まれている。リカバリーしたばかりで何も入っていないOS上から、restore.exe というソレっぽい名前のファイルを実行すると、無事に起動した。
 これが最後に訪れた唯一の幸運で、1年半前のバックアップがエラーなくレストアできた。ブートローダーはOS区画を認識できなかったが、OS修復でちゃんと正常になった。1年半前の状態ではあるものの、ソフトも環境も含めて復活した。
 その後は、復活も高速に進行。パソコンは、元に戻った。SSDの高速性を得て。

 以上は、あくまでダイジェトスです。セキュリティー等の関係で意図的に書いていないこともあるし、細部であれこれ試しています。こっちもパソコン歴は長いので、誰かが思い付くようなことは書いてないだけで大抵試しています。

written by higashino [ネット・PC] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(1)] [TB(0)]

この記事へのトラックバックPingURL

Comments

『申し訳ないです』

まだ完全に環境が復旧しているわけではないようで、しばしば接続が不安定になっています。

written by IDK

TrackBacks

Darkside(https対応しました)

Generated by MySketch GE 1.4.1

Remodelling origin is MySketch 2.7.4